学校保健委員会
07/04(金)【保健委員会】第1回学校保健委員会「食育教室」③~参加者の声(感想)~
こちらの記事は
「07/04(金)【保健委員会】第1回学校保健委員会「食育教室」②~専門家のご講演・体験活動~」
の続きです。
+α 情報 保健委員の発表の際に、新キャラクター「なすっち」の発表がありました。
生徒感想
【生徒の声①】「正しく食べて、健康的にダイエット」
西尾先生の講演で「食べるダイエット」という考え方を知り、衝撃を受けました。これまで、ダイエットは食べないことだと思っていましたが、必要な栄養素をきちんととることで、かえって健康的に痩せられるということを学びました。特にお菓子を食べながら炭水化物を制限するような偏った食生活は、体に良くないとわかり、自分の食習慣を見直す良い機会になりました。
【生徒の声②】「睡眠と成績の関係に驚き!」
講演の中で、睡眠時間がしっかり取れている方が成績が良くなる、という話がとても印象に残りました。私はこれまで、テスト前は睡眠を削って勉強することが正解だと思っていたので、驚きました。これからは、集中力を高めるためにも、まずは睡眠を大切にしたいと思います。お話が理科Ⅱの授業内容と重なっていたこともあり、興味を持って聞くことができました。
【生徒の声③】「家族の支えに感謝、自分も行動を」
体験活動でスープとおにぎりのメニューを考えてみたら、自分の考えた献立ではビタミンや鉄分がほとんど摂れないことに気づきました。毎日、栄養バランスを考えてご飯を作ってくれる母のすごさを実感し、感謝の気持ちが湧いてきました。これからは、食事の準備を手伝ったり、家族と一緒に健康的な献立を考えたりして、家庭での食生活にもっと関わっていきたいと思います。
【生徒の声④】「附属中だからこそ、意識したい健康管理」
附属中は給食がなく、歯みがきの時間もありません。そのため、一人ひとりが健康への意識を持つことが大切だと改めて感じました。保健委員の発表から、自分の生活を見直すきっかけにもなりました。歯みがきの習慣やカルシウム・ビタミンの不足、夜更かしなど…忙しい中でもできることから改善し、自分自身の健康を守っていきたいです。
【生徒の声⑤】「楽しく学べた!今すぐできることから実践」
講演ではキャラクターやスライドを使った説明が分かりやすく、楽しみながら多くの学びを得ることができました。保健委員の発表や体験活動も、現状を知るだけでなく、自分にできることを考えるよいきっかけになりました。中学生の今こそが成長に必要な時期。日々の食事や生活習慣を大切にし、今日学んだことを少しずつ実践に移していきたいです。
保護者の感想
【保護者の声①】「親子で学ぶ時間が家庭の会話と行動を変えるきっかけに」
子どもが興味を持って真剣に講演を聞いている姿に驚き、私自身もそれに応えたいと思いました。栄養について、親の私も新たな学びが多く、大変勉強になりました。親子で同じ時間を共有できたことが、家庭の会話や意識の変化につながっています。
子どもが「ジュースより牛乳」「おやつに小魚アーモンド」と行動に変化が見られ、専門家の話は子どもの心にも響いていると実感しました。
また、保健委員の皆さんの堂々とした発表にも感動しました。入学して間もない生徒たちが、自主的に行動している姿に頼もしさを感じました。
【保護者の声②】「『食』は成長の土台 家庭でもできることを少しずつ」
中学生のこの時期が将来の健康にとっていかに大切かを、改めて深く考える機会となりました。炭水化物が多めになりがちな家庭の食事を見直すきっかけにもなり、スープとおにぎりの取り組みを家でも始めようと思います。
とはいえ、毎日のお弁当づくりには限界があり、学食など学校のサポートもあると嬉しいです。手軽にできるメニューの具体例なども参考になり、「完璧を目指さず、できることから」という考えに救われました。
娘と一緒にスープの具材を考えながら、栄養バランスを意識する良い習慣が始まりそうです。
【保護者の声③】「専門的な内容もわかりやすく、心に残る講演でした」
西尾先生の講演は、専門的な内容を図解や具体例でとても分かりやすく伝えてくださり、保護者としても知識を深めることができました。脂質が脳に関わること、DHA・EPAや抗酸化作用の働きなど、理論と実生活がつながる内容が多く、学びの多い時間でした。
子どもたちが不足しがちな栄養素とその影響についても知り、質の良い食事を心がけようと再認識しました。
また、保健委員の発表がしっかりしていて、日頃の活動の様子がよく伝わりました。体験活動の時間も非常に有意義で、他の保護者の感想を聞けたことも参考になりました。
【保護者の声④】「お弁当生活の悩みと向き合うきっかけに」
給食がないことで、家庭の負担が大きく、栄養バランスが取れているか不安が常にありました。今回の講演で、栄養素の組み合わせや簡単な補食の工夫を学ぶことができ、お弁当にも取り入れてみようという前向きな気持ちになれました。
「サバ缶をストックする」「スープに工夫をする」など、すぐに実践できそうな工夫も紹介していただき、実用的でした。
保護者としては、時々でもよいので学食の活用や調理実習など、学校と家庭で協力できる仕組みがあるとより安心です。保護者会での声も大変参考になりました。
【保護者の声⑤】「日々の食事の意味を見直すきっかけに」
これまで漠然と「栄養バランスが大切」と思っていたものの、講演を通じてその背景や理由が明確になり、子どもにも伝えやすくなりました。
「睡眠時間を削って勉強するより、きちんと寝た方が成果が出る」といった言葉も説得力があり、親の声かけにも自信を持てるようになりました。
食育授業→家庭科の調理実習→講演→スプおにプロジェクトという流れも非常に自然で、学びが連続している点に学校の工夫を感じます。
「お弁当はただ作るもの」ではなく、「子どもの健康を支えるもの」と再認識できた、とても意義のある時間でした。
大学院生・教職員の感想
【大学院生の声】「学びを即生かしている附属中生は素晴らしい」
・今回体験活動をさせていただいて、とても楽しかったです。一人一人が調理実習や講演の内容を生かして、体験活動に取り組んでいる姿がとても印象的でした。ひとりひとりが自分事として考えており、プロジェクト期間の実践がとても待ち遠しいと思っていました。実際、プロジェクト期間に巡回し、お昼の状況を見させてもらいましたが、具だくさんのスープを持ってきている生徒が多く、西尾先生の講義や調理実習での学びを生かしている姿が見られてとても嬉しかったです。健康な食生活は、学校生活の土台となるものです。これからも学びを生かして、元気に学校生活を過ごしてください。
【教職員の声】「我が子への食を考えるきっかけに」
・西尾先生の講演は分かりやすく、楽しく、あっという間でした。娘がぽっちゃりしているので、炭水化物はご飯で摂るようすすめました。今日、生徒が「今日のお弁当自分で作ってきた!」と声をかけてくれました。素晴らしい取り組みです。
指導講評 新井 朋子教頭
ご多用の中、保護者の皆様にご来場いただき、誠にありがとうございました。参加希望の問い合わせが多く寄せられ、皆様の関心の高さを大変うれしく感じております。
埼玉大学の西尾尚美先生には、今年度も引き続きご指導をいただき、感謝申し上げます。本校の健康教育における大きな支えとなっており、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
大学院生の中田さんには体験活動の企画を、保健委員の生徒の皆さんには準備や進行、発表を通して、素晴らしい会の運営をしていただきました。生徒が主体となって健康への関心を高めていることに、本校の特色と力強さを感じました。
私は本校へ着任し、給食がないことに少し不安を覚えましたが、西尾先生のご助言や保健委員の取組を知り、安心できました。それでも今後も、生徒がしっかりと栄養を摂り、食や睡眠を生活の優先順位に置くことの大切さを伝え続けていきたいと考えています。
近年、社会全体において「ルッキズム(外見重視)」の傾向が強まり、思春期にある生徒の皆さんも、「ご飯をたくさん食べること」に抵抗を感じる場面があるかもしれません。しかし、成長期の今こそ、正しい知識に基づいて、しっかり食べることが大切です。
本日の講演では「睡眠」についても触れられました。食と睡眠は、学校生活を健やかに送るための基盤です。これらを生活の優先順位として意識し、自分自身の健康のために決断し、実践していく力を、附属中の皆さんにはぜひ身につけてほしいと思います。
また、しっかり食べるためには、健康な歯が欠かせません。海外ではむし歯になる前に予防的に歯科を受診する習慣がありますが、日本では症状が出てから通う傾向が強いといわれています。私自身も近年、口の健康への意識を改め、忙しくても定期的に歯科を受診し、毎日3回の歯みがきとフロスを欠かさないようにしています。
食や睡眠を大切にすることは、ご家庭でもすでに意識して取り組んでいただいていることと思いますが、本日ご参加いただいた保護者の皆様には、今回の内容をぜひご家庭に持ち帰っていただき、生活の中で一層実践を深めていただければ幸いです。
大切な生徒たちが、これからも元気に過ごせるよう、大人も子どもも一緒に、食・睡眠・歯みがきへの意識を高めていきましょう。本日はありがとうございました。
おわりに
今回の学校保健委員会では、生徒自身が「自分の食」や「歯みがきや睡眠等の生活習慣」について深く考え、発信する力を高めるとともに、専門的な知識を講演で学ぶことで、より具体的な行動につなげるヒントを得ることができました。
食生活は毎日の積み重ねによって形づくられます。完璧を求める必要はありませんが、小さな意識の変化が健康な未来への一歩になります。今後も、学校・家庭・地域が連携して、生徒たちの健康を育んでまいります。今後も本校の学校保健活動のご理解とご協力の程、宜しくお願い致します。
07/04(金)【保健委員会】第1回学校保健委員会「食育教室」②~専門家のご講演・体験活動~
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「07/04(金)【保健委員会】第1回学校保健委員会「食育教室」①~保健委員の発表~」
の続きです。
~専門家のご講演~
テーマ:「中学生の生活習慣や栄養摂取状況が大人になってからの健康に及ぼす影響について」
1年生:~親子で成長期に必要な栄養について考えよう~
2・3年生:~栄養摂取状況調査の結果から考えよう~
埼玉大学教育学部 准教授 西尾尚美 先生を講師にお迎えし、「成長期の食と身体のつながり」を科学的かつわかりやすく解説いただきました。
1.成長期の体の中で何が起こっているのか
中学生の成長は「骨」「筋肉」「血液」「ホルモン」「免疫」「脳」など多方面で進行しており、それぞれの成長に栄養素が深く関わっています。
● 骨の成長
思春期は骨の「貯金」ができる唯一の時期。
この時期に蓄えられたカルシウムは、将来の骨粗しょう症予防に直結。
カルシウムだけでなく、「タンパク質」「ビタミンD」「マグネシウム」「日光浴」も骨づくりには重要。
● 免疫機能のピーク
胸腺が大きく働くのは中学生のうち。
感染症やアレルギーから身を守る力を育てるためにも、日常の食生活が基礎となる。
● ホルモンと性の成長
性ホルモンの材料は「コレステロール」など脂質がベース。
急激な変化に体が追いつかず不調を感じることもあるため、栄養による土台づくりが欠かせない。
● 脳の発達
思春期の脳では、不要な神経回路を削ぎ落とし、必要なものを強化する「選別と整理」が進行。
糖質・脂質・ビタミンB群が神経の維持と情報伝達に不可欠。
2.食事の基礎知識と食品の分類
西尾先生は「栄養素」からだけでなく、「食品」から食事を考える重要性も強調されました。
● 五大栄養素とその働き
炭水化物(糖質):脳と体のエネルギー源
脂質:細胞膜やホルモンの材料、エネルギー源
タンパク質:筋肉・臓器・ホルモン・免疫物質の材料
ビタミン・ミネラル:代謝を助ける、骨や血液の材料
● 六つの食品群で考える食事
体をつくるもと(肉・魚・卵・大豆)
骨や血をつくるもと(牛乳・小魚・海藻・野菜)
エネルギーになるもと(ごはん・パン・油)
調子を整えるもと(緑黄色野菜・果物)
食物繊維・腸内環境の調整(キノコ・こんにゃく)
その他:おやつ・嗜好品(工夫して付き合う)
3.時間栄養学の考え方
「何を食べるか」と同じくらい「いつ食べるか」が重要であるという、**時間栄養学**の視点を紹介してくださりました。
● 朝食の大切さ
体内時計のリセット
血糖値・集中力の安定
朝食を抜くと「夜に食べすぎ」「脂肪が蓄積しやすくなる」
● 夜食・遅い夕食の影響
睡眠の質を下げる
成長ホルモンの分泌が妨げられる
脂肪合成が進みやすい時間帯なので注意
4.間食・完食(補食)の意義
思春期は胃腸の容量とエネルギー消費量のバランスが合わず、3食では足りないこともあるというお話をしてくださりました。
● 正しい間食とは
おにぎり、ナッツ、ゆで卵、乳製品、フルーツなど
「お腹がすく前に」「エネルギーと栄養を補う意識で」
スナック菓子や清涼飲料の取りすぎには注意
5.女子生徒へのアドバイス:鉄分の必要性
生理が始まると鉄分の消費量が大きくなるというお話をしてくださりました。
鉄が不足すると「疲れやすい・集中できない・顔色が悪い」などの症状がでる
レバーや赤身肉、ひじき、小松菜などを意識して取り入れることが大切
吸収を助ける「ビタミンC(野菜・果物)」と一緒に摂取すると効果的
6.保護者へのメッセージと家庭での工夫
子どもたちの興味・意欲は大人の声かけで大きく変わるというお話をしてくださりました。
例えば「今日は何を食べたい?」「おにぎり、持って行く?」といった日常的な対話が、「自分の健康を自分で考える力」につながる
無理に完璧を目指さず、「できることから少しずつ」が長続きのコツ
~体験活動~
保健委員主催の「スプおにプロジェクト」に向けて、親子や近くの教職員や生徒同士で「スープジャー+おにぎりランチ」を考えよう!というテーマで、ワークを行いました。保健委員の食育授業やスープジャー・おにぎり調理実習、本日の西尾先生の講演等で得た学びを大いに生かして、計画を立てました。
今まで使用した授業のプリント、保護者の知恵、GIGA端末の力、周りの人との情報交換で得た情報などから、親子でメニューを考えました。また、教職員も巡回し、母役、父役として生徒にアドバイスをしてもらっている光景も見られました。最後に代表の人数名に考えたものを発表してもらいました。
例)クリームシチュー(スープジャー)と焼肉おにぎり
〇スープとおにぎりの材料は、
・ほうれんそう、牛乳、人参、たまねぎ、鶏肉
・牛肉、焼き肉のたれ、白ご飯
〇工夫点は、
・クリームシチューを野菜具沢山にして、ビタミンがとれるように意識した
・牛乳を摂ることで2群を意識し、カルシウムを摂取できるようにした
・運動をしっかりしているため、筋肉をつけるためにタンパク質を多くとれるように考えた
〇行動計画として、自分で頑張ることは、
・自分で作る
〇家族にお願いしたいことは、
・買い物に行ってもらう
〇一緒に考えた保護者の一言
・このメニューは実現できそう
・炒めるのを手伝いたいと思います
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07/04(金)【保健委員会】第1回学校保健委員会「食育教室」③~参加者の声(感想)~
をご覧ください。
07/04(金)【保健委員会】第1回学校保健委員会「食育教室」①~保健委員の発表~
7月4日(金) 第1回学校保健委員会「食育教室」(夢サポ親子学習会)を開催しました。講師は今年で4年目となります 埼玉大学教育学部准教授 西尾 尚美 先生です。生徒・保護者からも教職員からも 毎年好評で、今年も附属中学校に今必要な栄養に関する情報や知識を的確に楽しくお話してくださりました。また、食育と歯・口の健康は密接な関わりがあることから、歯科に関する内容についても、この「食育教室」のタイミングで学びを深める機会としています。
今回も生徒保健委員が事前の企画・準備を行い、生徒の力で学校保健委員会を運営しました。今年度は1年生(5・6限)対象と2・3年生(3・4限)対象の2本立てで学校保健委員会を開催致しました。2回に分けて行うことで、保護者の席を十分確保することができ、親と子が隣同士で一緒に学び、一緒にテーマについて考えるワーク(体験活動)を行うことができています。
講演内容は学年の実態にあわせて異なる部分がありましたが、共通部分もありましたので、本記事では1つにまとめてご報告させていただきます。
〇埼玉大学教育学部学校保健学講座 准教授 西尾 尚美 先生
免疫学を専門とされており、医学部での研究を経て、予防医学の観点から栄養学の重要性を認識されました。そのため、管理栄養士の資格も取得され、現在は免疫学と栄養学の両方の点から研究を行っていらっしゃいます。
生徒保健委員会の発表 ~生徒主体で取り組む「食」と「歯」の健康づくり~
附属中学校では、生徒の健康意識を高めるため、保健委員会を中心とした食育活動や歯科保健活動を行っています。今回は、1年生から3年生までの保健委員が主体的に取り組んだ内容について、アンケート結果や分析して見えてきた課題と改善案(今後の取り組み)について、「食育」と「歯科」の2つのテーマに分けて発表しました。
【1】食育の取組
■ 食生活アンケートの実施:保健委員の生徒たちが、全校生徒を対象に昼食スタイルや栄養バランスに関するアンケートを実施しました。結果概要は以下の通りです。
・1・2年生では「弁当+学食」の併用が6割以上
・3年生では「弁当のみ」が約半数と、学年が上がるごとに弁当中心に昼食を摂る
・1年生の53%が「+ONEおかず(果物・副菜等の持参)」を実践
・「栄養と量が足りている」と自己評価した生徒は全体の約6割
■ 実践的な学び:「特別活動の食育授業」と「家庭科の調理実習」
1年生では、「スープジャーで栄養を摂取しよう!」をテーマに、食材カードを使った授業とその授業の実践編として「スープジャー・おにぎり」の調理実習を行いました。
※保健委員が準備して授業を運営した食育授業(1~6群の栄養をスープジャーに取り入れるアイディアを班で協力して考えるワーク)についての記事は以下のリンク先から見ることができます。
※「サバとまスープ」「野菜ふりかけのおにぎり」などを班で協力して調理した「スープジャー・おにぎり」の調理実習についての記事は以下のリンク先から見ることができます。
■ 全校で取り組む「スプおにプロジェクト」を企画!
「スープジャー+おにぎり」で第3群(緑黄色野菜)・第4群(淡色野菜・きのこ類)を補うことを目的に今後保健委員会主催のプロジェクトを行う計画をしています。家庭とも連携し、日常的な栄養改善をめざす取組みのため、保護者の協力が必要不可欠です。
【2】歯科保健の取組
■ 歯みがきアンケートの実施:保健委員の生徒たちが、全校生徒を対象に昼食後の歯みがきに関するアンケートを実施しました。結果概要は以下の通りです。
・昼食後歯みがき率は1年生35%、2年生51%、3年生30%と課題あり
・昼休みの友人との会話が弾んでしまうことで、歯みがきの優先順位が低くなっていることが要因と考える
■ 実践的な学び:「標語・ポスターコンクール出展」と「歯と口の健康フェスティバル参加」
川口市歯と口に関する標語・ポスターコンクールに作品を出展しました。
※標語・ポスターコンクール出展についての記事は、以下のリンク先から見ることができます。
川口市歯と口の健康フェスティバルに参加しました。
※歯と口の健康フェスティバル参加についての記事は、以下のリンク先から見ることができます。
■ 歯科プロジェクト「~なーす犬の成長日記~」を企画!
朝・昼の歯みがきでキャラクターが成長するクラス対抗ゲームを計画しています。この方法でプロジェクトを行うのは初の取組です。楽しく歯みがきを習慣化することを目的としています。
この記事の続きは
07/04(金)【保健委員会】第1回学校保健委員会「食育教室」②~~専門家のご講演~
をご覧ください。
03/18(火)【保健委員会】第6回学校保健委員会「性に関する教室(3年)」③
この記事は「性に関する教室(3年)」② の続きです。
~生徒の感想~
・ネットや教科書だけの性に関する知識を頭に詰め込んでいても、将来生きていく上で大切なことは十分に学べないと思った。実際に助産師さんや子育ての経験のある人等、専門家に話を聞くことで新たな考えを広めることができると感じた。
・性に関する話はタブーにされがちだが、自分や周りの人も大切にするための必要な知識であり、このように教えてもらえる機会があることがすごくありがたい。
・男性は生理については関係ないと思っていて、今まであまり学習に積極的な気持ちになれなかった。しかし、今回の学校保健委員会で、女性の権利を守るために男性も学ぶことが必要だと感じることができた。
・避難所における生理用ナプキンの配布対応について考えるワークをやって、実際に日本で起きた問題を知り、とても驚いた。生理について、男性があまり知識がないことは仕方のないことだが、無理解によるトラブルを避けるためにも、女性としてもやはり男性にも知っておいてもらいたいことだと思った。
・自分は女性で自分自身の体に起きていることなのにもかかわらず月経について理解が不十分だった。新たな知識を身に付けることができたので、自分の身を自分で守るためにしっかり頭に入れておきたい。
・性のことは周りに相談しにくいので、正しい情報を得ることができて良かった。改めて周りの人を傷つけることがないように行動していこうと思うことができた。
・将来パートナーができて困っている場面に遭遇したとしたとき、正しい知識や対処法を男性も知っていなければ不安にさせてしまうと思った。女性が感じる負担は男性が肩代わりすることはできないため、気遣っていくことが大切だと思った。
・性感染症の知識や対処法、赤ちゃんの生まれた直後の様子など、気になっていたとしてもなかなか恥ずかしくて人に聞いたり、調べたりはできなかったので、学校保健委員会で性に関するお話を聞くことができて良かった。将来の不安が少し軽減した。
・助産師という専門家の知識や経験から遠回しな表現ではなく具体的に学ぶことができたので、より自分事として捉えることができた。
・産婦人科について、どんな診察をされるかがよくわからなくて、怖いし恥ずかしいと思っていたが、何か困ったらすぐに頼りたいと思った。
・間違った知識のままでいたら相手を傷つけてしまったり、周りに冷たい目で見られてしまったりすると思った。だから正しい知識を身につけて、相手を尊重できるようにしたい。
・この前子宮頸がんワクチンを打ってきたばかりだったので、年間に多くの人が子宮頸がんで亡くなっていることを知って、ワクチンでの予防の重要さを改めて認識できた。接種するにもメリット・デメリットがあるのでこれらをよく知った上で打つ打たないを選択することが大切だと思った。
・今まで性に関する話は恥ずかしい気持ちが出てしまい、丁寧に学んだり、お話を聞けたりしていなかったが、今回の講演を聞いて大切なことだと気づいたので、これからは真面目に向き合っていきたいと思った。誤った知識や考えをもって行動してしまうことの方が重大な問題であると考えを改めることができた。
~教職員の感想~
・赤ちゃんの心拍の映像や生まれた直後の赤ちゃんの映像を見ることができて、とても貴重な機会だった。自分の心臓に手を当てて、赤ちゃんの心拍と大きくなった自分自身の心拍を比較する体験は「新たな生まれたての命が一生懸命に生きようとしている」ということを感じることができ、自身の命の重みを感じる良い機会になったと思う。
・私が中学生の時、このような性に関する講演を聞く機会はなかった。この中学生の時期に知ることによって、これからの人とのかかわり方や異性との距離感を意識することができ、相手を尊重した行動をとることができるので、このような機会があることは素晴らしいことだと思う。
~講師の感想(卒業生へのメッセージ)~
デリケートであり少し難しい内容もある性の問題をどのようにお伝えしたらわかりやすいのか、先生方と打ち合わせを重ね準備をしました。当日は皆さんとても真剣に講話を聞いてくださりありがとうございました。後日、皆さんの感想や質問も拝見させていただき、皆さんがたくさん学んでくれたこと、正しい知識の引き出しを増やす機会となったこと、そしてたくさんの方が助産師の仕事にも興味を持ってくださったこともうれしく感じました。皆さんとの学びの機会をいただき、私自身もとても学び多き一日になりました。このようなご縁と機会をいただき本当にありがとうございました。これから皆さんは高校生になり、さらに大きな集団に入っていきますが、ご縁を大切に自分も周りも大切にして楽しい高校生活を送ってくださいね。
~附属中学校養護教諭より 性に関する情報を得る方法・川口市立高等学校電子図書館の紹介~
性に関する正しい情報を得るための1つの場所として「川口市立高等学校電子図書館」を紹介。
もちろん性に関する情報以外の書籍もある。IDとパスワードは生徒1人ひとりに配布済み。GIGA端末やスマートフォン等、ブラウザ(ネット上)で2週間借りられる。本を持ち歩くことをせず、人の目を気にせずに落ち着いて読むことができる。
本校の保健室(附属中学校・全日制高等学校)でも性に関する情報を提供しています。もちろん直接相談に来ても大丈夫です。このお手紙「ほけんだより」は学校保健委員会終了後に生徒へ配布しました。これをきっかけに性に関する情報を家庭で共有したり、保護者に身体の悩みを打ち明けてみたり、お付き合いする人ができた時にお互いが心地よい関係を気付けるようにするためのツールとして使ってみても良いかもしれません。
-お礼-
今回は生徒・教職員・講師で実施する学校保健委員会でした。このHPを通してご報告とさせていただきます。
この会をもちまして、年6回を予定していた学校保健委員会を全て計画通り実施し、終了することができました。来年度も学校保健委員会の様子をこのホームページに掲載する予定ですので、引き続きご覧いただけたらと思います。ご参加いただいた生徒・教職員・保護者・講師・地域の皆様、今年度1年間の学校保健活動のご理解・ご協力に感謝いたします。来年度も引き続き、ご協力の程よろしくお願いいたします。ありがとうございました。
03/18(火)【保健委員会】第6回学校保健委員会「性に関する教室(3年)」②
※この記事は「性に関する教室(3年)」① の続きです。
~講師より ご講演(一部抜粋)~
・性に関することはとてもデリケートなものであり、考えや行動を間違えてしまうと大きな問題になることもある。無知でいることは自分も自分の周りの人もパートナーも簡単に傷つけることに繋がることもあるため、皆さんの頭の中の知識の引き出しを一段増やしていただく機会にしていただければと思う。
・性には様々な考えがある。自分が自認したい性と戸籍上や生物学的性には違いがある人もいる。性の対象相手が必ずとも男女とは限らない。生物学的な性、社会が求める性、性自認、心の性、戸籍上の性、性表現等、性には様々な視点がある。性に関する考え方、捉え方は個人差があり、あなたがあなたらしくいることが大切である。性の多様性を理解し、相手の考えやその方のありのままを尊重することが人とあたたかな関りを持つうえで大切なことである。
・ お互いを理解し、関わっていくためには、自分や相手を守るための正しい知識を身につけることが必要である。性的表現のある漫画や動画等は消費者の興味や興奮を掻き立てるために過剰な表現をしているものが非常に多い。現実世界の性的表現や接触を行う時と同じではないこと、作られたものであることを理解し、そのまま行動してしまうと相手を傷つける可能性があることを理解しておく必要がある。
・個人差がありますが、女性の70-80%が生理痛やPMS(月経前症候群)で症状(頭痛、腹痛、腰痛、倦怠感、貧血、眠気、気分の落ち込み、イライラする感情が沸いてしまう 等)を感じており、特に思春期の女性に多いと言われています。思春期の女性に多い理由としては、まだホルモンバランスが安定していないことや、症状に対しての対処がうまくできないということも原因である。
・ 症状の軽減方法として、①薬を使わない方法→自分の心と身体のリズムを把握し、自分に合った気分転換方法、リラックス方法を知る。健康な女性であれば月経は1ヶ月に一回(28~35日周期)で訪れるが、規則的な周期で来ているか、出血の量はいつもと比べて多くないか、少なくないか、生理痛は前回と比べてどうか等、月経中や月経前の自分の心と身体にじっくり向き合ってみる。②薬を使う方法→痛み止めの処方をすることが一般的な方法。他には漢方治療もある。ホルモンバランスをコントロールし、症状のコントロールをするためにピルを処方することもある。これらの対処方法をする際はメリットとデメリットを把握したうえで利用することが大切である。産婦人科に相談すると良い。
・もし性感染症になってしまったかも…と思った場合は、治療は医療機関でしかできないため、速やかに医療機関への受診が必要。将来、妊娠に影響する場合もある。感染が心配な場合には、保健所で無料の性感染症検査を受けることができる。パートナーと受診することが必要で、女性は産婦人科、男性は泌尿器科へ受診する。自分自身を守れるのは自分だけ。予期せぬことを避けるためにも自分を守る術を正しく知り、しっかりと自衛をすることが大切。
・望んでいないタイミングで妊娠したかも…と思ったときには、早めに産婦人科を受診する。相談できる窓口として妊娠SOSという窓口もある。妊娠はあなた自身の命に関わることでもあり、あなたを守るために誰でもよいので、信頼できる大人に必ず相談すること。
・HPVワクチンは子宮頸がんの予防のためのワクチンとして、国も積極的な接種の呼びかけをしている。子宮頸がんを予防することは、将来子宮をなくす女性を減らすことや、将来の妊娠出産のリスクを減らすことに繋がる。子宮頸がんにより手術を受けた女性の妊娠は早産を起こしやすくなる場合がある。また、妊娠中に見つかった場合には積極的ながん治療ができなくなるため、赤ちゃんの命を守るか、自分の命を守るのかという厳しい選択を強いられることもある。男性も関係ない話ではなく、男性も子宮頸がんワクチンを接種することで中咽頭がんや将来のパートナーの子宮頸がん予防につながるため、男女問わず皆さんに知っておいてもらいたい。自分やこれから大事な人ができたときに、その大切な人を守れるように行動してほしいと思う。ワクチンを接種する際はデメリットも把握したうえで、利用することも大切である。
・産婦人科はプライバシー保護をしっかり行っており、診察の順番で呼ぶときも名前で呼ばずに番号で呼ぶようになっている。診察室では、お腹からの超音波検査を行うことができる機械がおいてあったり、その方のお子様やご主人も先生と一緒にお話しできるようにしたり、一緒に赤ちゃんの成長を超音波で見られるようになっている。恥ずかしさや、抵抗感をなくせるように膝にかけれるタオル等も準備し、プライバシーの配慮を心がけている。中高生くらいの人が受診するときは、おなかに超音波を当ててみる検査をすることが多い。
・子供を持つということは、子供を産んで終わりではない。人を1人育てるということは、時間、手間、お金、体力、周りのたくさんのサポートが必要となる。安心して家族を作り、共に生きていける環境を整えることがとても大切である。
・出産は生き物にとって一番生命の危機がある時と言われている。赤ちゃんのお母さんも命をかけて出産をする。出産をしたお母さんの身体は80歳の方が事故をした時と同じくらいのダメージを受け、産後半年でやっと妊娠前の身体に戻ると言われている。そのくらい大きなダメージがある中で育児がスタートする。そんな大変な仕事をやり遂げて、みなさんも元気にここまで大きく育っているということである。
・困ったときには相談先がこのようにたくさんある。あなたの情報があなた以外の人に漏れることは決してない。こういった相談場所は、個人情報保護法という法律の下で仕事を行っており、個人情報を漏洩した場合には罰せられる。安心して相談して欲しい。
~スペシャルゲスト サプライズ登場~
〈新米パパインタビュー〉
特別ゲストとして新米パパ(8か月の1児の父)をお呼びしました。本校職員(学年主任)の 片山優佑先生です。生徒にはサプライズとして登場していただきました。もう一人サプライズゲストとして、8か月のお子さんも登場していただきました。生徒は驚きと喜びの様子が伺えました。
お子さんはたくさんの人数がいるなれない会場で不安そうなお顔をされていましたが、パパにだっこされて安心しているためか、泣くことなく終止、お利口さんでした。最後の方はニコニコ笑顔も見られました。会場の参加者は笑顔あふれ、癒されている様子でした。
講師(助産師)と新米パパとのインタビュー形式でお話をお伺いしました。
・妊娠中の奥様のご様子やどのようなことに気を遣いながら生活をされていましたか?
まず自分自身が月経の体験(生理痛体験)をしました。男性に分からない女性の大変さや辛さを理解したいという思いからです。運動部の顧問として、練習時に励ましの声掛けとして「頑張れ」と言ってしまいますが、部活動時もそれ以外の時も、女性に配慮をすることや考え方を改めようと思うきっかけにもなりました。
また妊婦体験もしました。まず足元が見えず、靴下を履くのも大変でしたし、階段も怖く、座るのも怖い。日常で当たり前にできていたことがすべて大変であるということを感じました。
つわりもあって、食事の時に気持ち悪くなってしまったりする様子もありました。
すべてを理解することは難しいのですが、できるだけ女性・妊婦を理解しようと努めることができました。大変なこともありましたが、妊娠期間中の10か月を良い意味で楽しんで乗り越えました。
・お産は立ち会われましたか?お子さんが生まれた時、どんな気持ちになりましたか?
立ち合いました。生まれた瞬間はまず、自分が気付かないうちに自然と涙が出ていました。なんの涙なのかを後から振り返ると、赤ちゃんの「オギャーオギャー」という泣き声から、生きようとする一生懸命さに感動しました。子供がおなかにいる10か月間、妻がいろんなやりたいことを後回しにしながら、子供最優先ですごく大変な時期を過ごしたことに感謝の気持ちが出てきました。言葉で表せないような複雑な感情が出て、涙したと思っています。
他には、医療現場で助産師さんがとても助けてくださり、親切に最後まで携わってくださり感謝しています。
・育児がスタートし、どんなことが日々大変で、どんなところに喜びや楽しさ、幸せを感じますか?
大変なところは今まで難なくできていた移動がスムーズにいかないことです。ベビーカーでバスや電車を乗る時に、エレベータの場所が分からなかったりして困った事がありました。トイレでおむつを変えようと思った時に、いまだに男性が入れないエリアにおむつ替えスペースがあって、困ったこともありました。また男性が入れる授乳室もまだまだ少なくて、どこでミルクをあげたらよいのか困ってしまうこともありました。日常生活で出かけるときにまだ困るところがあると感じています。
喜びや楽しさ、幸せは、日々の何気ないところにあります。何気ないただの食事でも子供の笑顔が見られたときなどです。寝て起きた時に「呼吸しているのだろうか?生きているんだろうか…」と不安になって子供の様子を見ることもあります。最近つかまり立ちをするようになり、後ろにのけぞって倒れて頭打たないだろうか…と考えたり、それくらい、子供のことは常に心配してしまいます。
子どもは「自分にこんな感情を抱かせてくれるのか…」とか、「自分にこんな思いをさせてくれるのか…」という経験をさせてくれる存在です。無限の愛情をくれます。
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03/18(火)【保健委員会】第6回学校保健委員会「性に関する教室(3年)」③
をご覧ください。
03/18(火)【保健委員会】第6回学校保健委員会「性に関する教室(3年)」①
3月18日(火)進学準備講座1日目の1・2時間目 第6回学校保健委員会「性に関する教室」を開催しました。対象学年は3年生(卒業生)です。講師として、かわぐちレディースクリニック 助産師 白鳥志帆 様 をお招き致ました。今回の学校保健委員会は進学準備講座ということで、附属中学校から全日制高等学校へ進学する準備期間でもあります。そのため、中高連携保健教育の一環として、全日制高等学校の養護教諭も会の運営に携わり、講師紹介や体験活動(導入)を行って頂きました。
卒業したのにもかかわらず、保健委員3年生はこれから残り3年間を共に過ごす仲間のために、会の運営準備や当日の会の進行、会終了後の感想アンケートの回収まで、最後の最後まで気を抜くことなく、附属中保健委員としての最後の仕事を頑張ってくれました。
~全日制高等学校用語教諭より 講師紹介~
・白鳥志帆 様
・2児の母 子育てとお仕事を両立されている。
・小学校3年生ときに命の授業を受けて、助産師になることを決める。
・大阪府看護師専門学校と助産学校を卒業。
・大阪府堺市の総合病院に1年半、大阪府門真市の産婦人科に3年勤務。
・現在、かわぐちレディースクリニック勤務。
・昨年度から附属中学校の「性に関する教室」の講師を務めてくださり、全日制高等学校の性教育講話も行って頂いており、中高連携保健教育に貢献してくださっている。
~生徒保健委員会より 性に関する事前アンケート結果報告~
卒業前に実施した事前調査「性に関するアンケート」の結果を報告します。
・附属中生は恋愛に関して興味関心が高く、恋愛時における男女の心の違いについて知りたいと思う人が多くいました。
・また保健体育の授業で学んだ知識の中で、自分のこととして身近に考えたり、イメージがつきにくかったりしたため、理解しにくかった性感染症や予防についても知りたいと思ってる人もいました。また、将来のために知っておきたいものとして 月経中のケアやサポート方法、月経周期の数え方、PMS(月経前症候群)の対策や治療方法について知りたいという人が多かったです。また妊娠の過程や出産までの期間の母体や赤ちゃんの変化、妊娠出産時のケアやサポート方法について知りたいという人も多かったです。
・附属中生は「特定の相手と親しく交際したいという気持ち」になった際、「一緒に遊びに出かけたり、二人だけでお話をしたりしたい」という気持ちになる人が多くいました。少しまだ恥ずかしさがあるのか、関わり方が難しく感じているためなのか、相手や自分の心を傷つけることを恐れているのか、理由はそれぞれですが、「そばにいて顔を見ているだけでいい」と思う人もいました。一方、「手をつないで歩いてみたい」と積極的な気持ちの人もいました。交際に関しての考え方が多様であるということが分かります。
・附属中生は性に関する情報の入手先は ①学校の授業 ②インターネット(公的機関以外のSNSやコラム等)③友人 と答えた人が多くいました。
今日の学校保健委員会で自分の得ている情報や情報の入手先が適切かどうかを、専門家の正しい知識と経験と照らし合わせながら考える機会にしてもらえると良いと思います。
~全日制高等学校 養護教諭より 体験活動~
性にまつわる自分たちの権利や社会状況や構造を知ったうえで、意思決定をしたり、自分たちの権利保障について意見表明したりして、自他の幸福を実現していくための手助けをすることも性に関する教育の目的でもあります。
性に関する教育は性に関する知識だけに留まらず、望ましい人間関係の形成やライフプランなども含む「在り方生き方」を学び、考える機会です。
〈体験活動〉
みなさんが避難所運営のスタッフだったとします。避難所の物資の発注や配布を担当する職員が全員男性で、男性の上司が「生理用品は一人2個ずつにしましょう」と提案しました。避難所運営における生理用ナプキンの配布方法は次の3つのうちで考えると、どれがいいと思いますか?
①「一人何個ずつ」と一人あたりの数を決めて配る。
②トイレットペーパーやティッシュなどの備品と同じところに置いて欲しい人は職員に一声かけるようにする。
③トイレなどに設置して自由にとれるようにする。
自分の心の中で考えをまとめたり、周りと考えを共有したりする時間を取りました。
しかし、大切なのはここで正解を出すことではありません。月経に関する正しい知識を身に着け、女性やトランスジェンダーの方の尊厳を守るためには何が最善かということを、皆さん一人一人が考えることが大切です。
男性が女性の身体のこと、月経や妊娠出産不妊を理解することが、女性の尊厳を守ることに繋がります。それは家族やパートナーという近しい関係性にとどまらず、避難所の例からもわかるように、社会的な視野においてもです。
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03/18(火)【保健委員会】第6回学校保健委員会「性に関する教室(3年)」②
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02/05(水)【保健委員会】第5回学校保健委員会「救急法講習会(2年)」③
※この記事は「救急法講習会(2年)」2の続きです。
~生徒の感想~
・今回の学校保健委員会で知識の確認をすると共に救命リーダーとして友達に救命方法を教えることができてよかったです。私は消防局で「普通救命講習Ⅰ」も受講したことはあったのですが、曖昧になっていた部分を正確に思い出すことができました。人の記憶というものは忘れやすいと思うので、これからも定期的に普通救命講習を受けていきたいです。もし人が目の前で倒れていたら率先して救命活動を行いたいです。この会を企画して下さった保健委員のみなさん、川口市消防局の皆様、本当にありがとうございました。
・実際に傷病者に遭遇した場合、慌てたり不安になったりして何をしたら良いのかパニックに陥ってしまうことがあると思います。今回の学校保健委員会はそのような事態が目の前で起きた時、正しい行動を起こせるように実際遭遇しそうなシチュエーションを想定した練習ができたので、とても良い体験だったと思います。またAEDの使い方を習ったことで、いざという時に他の人よりもスムーズ使用し、周りの人に指示をすることも出来るのではないかと思いました。今回身に付けたことは忘れないようにします。
・今回の救急法講習会で、命の重さを改めて感じた。人生で初めて救命体験をした正直な感想としては「疲れた」だった。胸骨圧迫はだんだんと腕が痛くなり、AEDは使用手順を初めて知ったこともありと身体的にも精神的にも疲れがあった。しかし人の命はそれ以上に重く、一筋縄では助けられないということを感じた。助ける知識がないと倒れた人を前に何もできないので、今回の講習会を受けることができてとてもよかった。いざ、救命が必要な状況になったとき、すべてが講習会のとおりにいくとは限らないが、少しでも正確に行動できるように今回学んだことを忘れずに生活していきたい。また自宅に近いAEDの場所を家族内で共有したり、友達との話で少しでも話題に出したりするなど自分以外の人にこの経験を伝えていきたい。
・今回の保健委員会を通して、救命の正しい知識を得ることができた。そして初めて意識の確認〜AEDの流れを体験した。練習と分かっていても、いざ一人でやる順番になると、次の行動を忘れてしまったり、やらなければならないことを飛ばしてしまったりしたことがあった。今回このような機会があってとてもよかったと思う。実際に救助をするときは、いったん頭を整理して冷静になることが大切だと考えた。学校保健委員会後、家族と自宅周辺にあるAEDの場所を確認した。思ったより身の回りにたくさんあったことに驚いた。今回の講習の内容を忘れないようにして、いざというときに迅速かつ冷静に行動できればいいなと思った。
・AEDの使い方は「AEDを開けば書いてあるからわかるだろう。」と思っていたが、このような講習を受けていなければ、いざというときに使うのは難しいと感じた。今後は学んだことを生かし、命を救う行動ができると思う。
・一次救命処置を学んだことを通して、人を救助するにはたくさんの人の協力が必要ということを学ぶことができた。また、救助の連鎖についての理解も深められた。これまで「もし人が倒れたら」など、考えたことがなかったが、今回詳しく何をすればよいのかを反復して学ぶことができたため、人が倒れたときに何か行動を起こせる自信がついた。この救急法講習会を毎年実施して、行動に移せる自信がある人を増やしていくべきだと思った。
~教職員の感想~
・救命リーダーの皆さんは学校保健委員会の1週間前くらいから昼休みに保健室で一次救命処置の流れを確認し、初めて学ぶ同級生に一生懸命スキルを率先して伝授することができていました。とても頼もしく感心しました。救助に携われる人材がどんどん増えることが本当に素晴らしいことだと思います。附属中生は川口市内全域から登校してきているため、救命スキルを身に付けた人が市内広範囲にいるということが素敵なことだと思います。
・生徒たちは一生懸命でした。先行して受講していた救命リーダーたちがいてくれたおかげがあると思います。学年の先生方も一緒に参加していただいて感謝です。
~消防局職員の指導助言・感想~
とても真剣に取り組むことができていました。今後皆さんは救助に携わる人になってください。本日は講習でしたのでAEDを使用したら、パットを外して片付けをしましたが、実際現場でAEDを使用した場合は絶対に剥がさず、電源も入れっぱなしにして、そのまま救急隊員に引き継いでください。もし傷病者が意識を取り戻したとしても、再びレベルがダウン(意識の低下や心停止等)になってしまうケースもあります。再びショックが必要になることもありますので、そのままの状態にし、傷病者の変化に気付けるように声をかけ続けたり、会話をしてあげたりしてください。
本日は90分間の講習会でしたが、川口市消防局では夏に更に内容を充実させた、ジュニア救命士の講習(3時間)をやっています。ぜひチャレンジしたい人はホームページを確認し、応募して消防局に来てください。
~授業前後アンケートの結果~
講習会前後で「人を助ける行動をとる自信の有無」について、アンケートを実施しました。講習会前は41%の人が「自信がある」と答えていましたが、講習会後は92%に増加しました。
~救命入門コース受講証について~
学校保健委員会終了後に、80名生徒全員に「救命入門コース受講証」を1人1人に贈呈しています。ぜひご家庭でも話題に挙げ、学びやスキルを共有してもらえたらと思います。
~救命救急コーナーについて~
現在、保健室の中に救命救急コーナーがあります。今回の講習の復習でぜひご利用ください。去年受講証を取得した3年生の先輩も練習に来ていました。来年受講証を習得予定の1年生でも大歓迎です。学期末(3月末)まで設置予定です。教職員も保護者の皆様もぜひお気軽にお立ち寄りください。
-お礼-
今回は生徒・教職員・講師で実施する学校保健委員会でした。このHPを通してご報告とさせていただきます。今後も実施の様子をこのホームページに掲載しますので、ご覧いただけたらと思います。日頃から学校保健活動のご理解・ご協力ありがとうございます。
02/05(水)【保健委員会】第5回学校保健委員会「救急法講習会(2年)」➁
※この記事は「救急法講習会(2年)」1の続きです
~実技講習(一部抜粋)~ 附属中養護教諭+消防局本部職員より
練習:一次救命処置を講師の後に続いて何度も何度も反復練習をしました。
① 「人が倒れています」
② 「周囲の安全よし」(自分の身・救助者の身が周りの環境を見て安全かを確認する)
③ 「もしもし 大丈夫ですか?」×3 「意識なし」
④ 「誰か助けてください 人が倒れています」
⑤ 「あなたは119番通報をお願いします」「あなたはAEDを持ってきてください」
⑥ 「呼吸の確認」(胸やお腹の動きが見える姿勢になって確認する)
「1・2・3・4・5・6 普段通りの呼吸なし」
⑦ 「胸骨圧迫開始」
「1・2・3・4・5・6・7・8・9・10(×3)」
⑧ 「人工呼吸」(2回息を入れる ※省略可)
⑨ AEDの操作 パットを胸に装着
「離れてください!」
「ショックボタンを押します 離れてください!」(ショックボタンを押す)胸骨圧迫再開
実践:流れを確認できた後、一次救命処置の一連の流れを1人で行いました
学校の帰り道、SKIPシティ前の交差点で60代の男性が胸を押さえて倒れました等、1人1事例(現場や傷病者の状態)を具体的に設定し、自分ならどのように行動するかをイメージしながら実践しました。
緊張感を持ちながら、一生懸命取り組むことができていました。
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02/05(水)【保健委員会】第5回学校保健委員会「救急法講習会(2年)」3
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02/05(水)【保健委員会】第5回学校保健委員会「救急法講習会(2年)」①
2月5日(木)4・5時間目 保健体育の授業内で 第5回学校保健委員会「救急法講習会」を開催しました。対象学年は2年生です。講師は 附属中学校 養護教諭(応急手当普及員)、指導補助として川口市消防局本部の職員6名 にお越しいただきました。生徒・教職員・消防局本部の職員 と人の命の大切さについて改めて考える時間とし、一次救命処置の知識やスキルを身に付ける機会(消防署が発行する「救命入門コース受講証」を取得する機会)としました。2年生の生徒保健委員と附属中救命リーダー(15名)が事前に準備を行い、生徒が指導補助要員として大活躍する学校保健委員会となりました。
〇附属中救命リーダーとは?
1学期終業式で行った 第2回学校保健委員会「中高合同救急法講習会」に参加した保健委員と各部活動代表生徒のことです。すでに一次救命処置を学び、スキルを取得済みの生徒です。※今回の会ではオレンジ色のビブスを着て参加しました。
詳細はこちら
07/18(木)【保健委員会】第2回学校保健委員会「中高合同救急法講習会」
今回の第5回学校保健委員会も保健委員生徒による運営で実施しました。
~開会の言葉~ 保健委員より
自分の目の前で人が倒れた時、倒れている人を見かけた時、どんな対応が適切なのかについて実践します。すでに保健体育の保健の授業で知識として得た内容を実際に行動に移せるようにしましょう。命の重み・大切さを実感してもらう機会でもあります。自分ごととして捉え、しっかりと取り組めるようにしましょう。
~開催目的の確認~ 救命リーダー代表者より
目的は「救命入門コース受講証」の取得と、附属中生全員が一次救命処置の知識・技術を習得することです。1期生の先輩の声から始まったこの取り組みは、今回で3回目となります。人が目の前で倒れた時、助けられるようになること、また命を助けるためにはたくさんの人の力が必要なことを体験したり、命の重みについて実感したりする会にしましょう。
~実技講習前講話(一部抜粋)~ 附属中養護教諭
中学生が一次救命処置に携わり活躍した事例を紹介しました。
さいたま市立中学校に通う中学生が、学校近くの商業施設を訪れていた際、女性が倒れるところを目にします。女性に駆け寄り意識がないことを知った生徒は、すぐさま119番通報しました。そして、次に行動したのがAEDを持ってくることでした。250m離れた中学校の校門まで走り、AEDを抱えて現場に戻りました。生徒たちや商業施設の関係者などの協力で、女性はその後到着した救急車に搬送され、一命をとりとめました。
勇気をもって傷病者に声をかける、意識がないと判断して119番通報をする、AEDの場所を予め把握し、走って取りに行く・・・これらの行動は一次救命処置の訓練を受けた経験と勇気があってできた行動です。
埼玉県の救急車到着時間の平均時間は7~8分と言われています。呼吸が停止してから1分でも1秒でも無駄にせず、すぐさま救助することが大切だということを理解したうえで実技講習がスタートしました。
この学校保健委員会の続きは
02/05(水)【保健委員会】第5回学校保健委員会「救急法講習会(2年)」2
をご覧ください。
10/10(木)【保健委員会】第4回学校保健委員会「心の健康教室」3
※この記事は「心の健康教室」2の続きです。
~講演~
本日のお話は、「セルフケアとストレス管理」がテーマです。中学生の時期は心身の成長期であり、多くの生徒が環境の変化や部活、勉強、人間関係などでストレスを感じています。この時期に自己分析を通じてセルフケアを習得することが重要です。
〇ストレスとは何か
ストレスは、心身に過剰な負荷がかかることで生じる歪みを指します。ストレスの原因となる出来事を「ストレッサー」、それに対する心と体の反応を「ストレス反応」と呼びます。日常生活において、天候や人間関係、学業など、さまざまなストレッサーが存在します。ストレスは避けることができません。ストレスに対処するためには、セルフケアが不可欠です。
〇ストレスの分類
ストレスは以下の三つのタイプに分類されます。
物理的ストレッサー:気温の変化や騒音など外的要因によるもの。
化学的ストレッサー:タバコやアルコールなどの化学物質による刺激。
心理社会的ストレッサー:人間関係や学業など、日常生活に関わるもの。
また、ストレス反応は次の四つのカテゴリーに分けられます:
認知反応:頭に浮かぶ考えやイメージ(例:「失敗したらどうしよう」)。
気分・感情反応:不安やイライラなどの心の反応。
身体反応:頭痛や胃痛、息苦しさなどの体に現れる反応。
行動反応:泣く、怒る、逃げ出すなどの行動として現れる反応。
〇セルフケアの重要性
ストレスは避けられないため、自己の性格や行動パターンを理解し、適切にセルフケアを行うことが大切です。セルフケアができていないと、将来的に心身に不調をきたす可能性があります。反対に、無意識にセルフケアができている人は、そのメカニズムを意識化し、さらに強化することが大切です。
〇心理カウンセリングに関する文化的視点
アメリカでは心理カウンセリングの利用率が30~40%で、日本は約6%と大きな差があります。日本では、心の病と診断された人や、不調を感じた後に受診する傾向が強いです。アメリカやイギリスでは、カウンセリングを受けることが日常的で、歯科医の受診と同様の感覚で行われています。アメリカの大統領や著名なアーティストも日常的にカウンセリングを受けており、メンタルケアが文化として根付いています。日本でも、心の健康を維持するために定期的にカウンセリングを受け、予防的にケアする意識を高められると、早期発見・早期解決につながります。
〇コーピングについて
コーピングとは、様々なストレスに対して適切な対処を意図的に行っていくことをいいます。
認知的コーピング:頭の中で考えたり、イメージしたりすること。嫌な事があっても、「気にしない」とか、失敗したときに「次、頑張ろう」とか、考え方を変えてみたり、自分を褒めてみたりすること。
行動的コーピング:具体的な行動を伴うこと。スポーツで発散する、大声で怒鳴ってみる、だらだらする等。
認知的コーピングや行動的コーピングを意識して、自分だけのコーピングレパートリーを増やしていきましょう。大体50個から100個くらいあるといいといわれています。
★講演の際、生徒の考えを表示したり、アンケートを実施するツールとして「Padlet」を使用しました。リアルタイムで生徒の意見を確認し、講演内容に反映することができました。ステージの裏ではICT支援員の小木様が操作をしてくださりました。
~体験活動~
本会に参加する前に、パソコンを使用した事前ワークで「エゴグラム」という心理検査を用いて、質問に答えてもらいました。自分の性格傾向を客観的に把握できるものです。エゴグラムは、5つの性格タイプ(厳しい親、優しい親、合理的な大人、自由な子供、順応した子供)に基づいており、それぞれが自己理解を深めるための指標として活用することができます。
~生徒・教職員感想~
〔生徒〕
・小学校の頃にも心の健康教室はあったのですが、ストレスについての説明だけでした。でも今回の学校保健委員会ではパッドレット(PC)を使って意見を集計したり、自分の分析を見れたりしてとても面白かったです。保健委員の運営もスムーズに進行されていたり、発表の声がはっきりとよく聞こえてきたので内容が頭にスッと入ってきました。
・スクールカウンセラーさんの貴重なお話を聞くことができて良かったです。小学校でもスクールカウンセラーさんに関する手紙は度々配られていましたが、なんとなく近寄りがたい雰囲気と自分にはあまり関係ないかな。と思っていました。しかしいざ悩みや相談したいことができた時にスクールカウンセラーさんの存在はとてもありがたいものだなと感じました。保健委員会の進行も前回は2年生が中心に動いていた印象でしたが、今回は1年生保健委員だけで運営ということで、先輩たちにも劣らない活躍ぶりだったと思います。ありがとうございました。
・心の不安定について学校で習ったことはあっても、ストレスやコーピングについてなど、詳しく講義をして頂いたことはなかったです。今回の会で自己理解に繋がったと思いました。自分自身で心をコントロールするのも若干難しい時期ではあると思うので、なるべく多くストレス発散法を持っておきたいと思った。また、なるべく相談して自分から自分の状態を発信できるようになりたいと思いました。
・コーピングとして、自分は音楽を聴くことを多く行っていました。しかし、それはスマホやCDがないとできないコーピングであり、今回質より量ということを学んだので、音楽を聴く以外に自分なりのコーピングを調べたり、見つけていきたいです。体験活動ではエゴグラムで自分の内なる性格がわかり、自分を見つめることができてとても楽しかったです。また周りと話し合う時間があったことで、自分の周りの人のことを知れてよい機会でした。
・エゴグラムで、私という人間を再確認できたので、私の特性を活かしてこれからの学校生活を充実させていこうと思いました。ストレスとの向き合い方やストレスを解消する方法もわかりました。今後の学校生活がもっと楽しくなりそうです。
〔教職員〕
・アメリカと日本の心理カウンセリングの利用率比較のところが印象的でした。日本は心の病になったら行くというイメージですが、アメリカは予防のために自己管理として行くことが多いそうで驚きました。自分なりのコーピングを増やしながら、これからもストレスとうまく付き合っていきたいと思います。「ストレスは人生のスパイスだ」という言葉を、私も誰かに伝えたいなと思いました。保健委員さん、スムーズな運営や素敵な発表ありがとうございました。講師の先生方の紹介がクスッと笑えて、親近感を感じながら話を聞くことができました。
・悩みがたまり始めたであろう1年生のこの時期にこのテーマ(ストレスや悩みについて)学ぶことはタイムリーに感じました。教師からではなく講師から学ぶのは良いことだと思いました。
・スクールカウンセラーさんのお話が穏やかでわかりやすく、生徒が自分自身と向き合える時間になったように思います。保健委員の話し方もとても上手でした。
-お礼-
今回は生徒・教職員・講師で実施する学校保健委員会でした。このHPを通してご報告とさせていただきます。今後も実施の様子をこのホームページに掲載しますので、ご覧いただけたらと思います。日頃から学校保健活動のご理解・ご協力ありがとうございます。