学校保健委員会
10/08(月)【保健委員会】第3回学校保健委員会「薬物乱用防止教室」1
10月8日(火)13:00から 第3回学校保健委員会「薬物乱用防止教室」を開催しました。講師として埼玉県警非行防止指導班「あおぞら」の職員2名、指導助言者として本校学校薬剤師の金子裕子先生にお越しいただきました。生徒・保護者・教職員・地域の専門家の方々と一緒に薬物乱用に関する正しい知識や最新の情報を学び、体験活動を通して考えを共有する時を持つことができました。今回も生徒保健委員が事前の企画・準備を行い、生徒の力で学校保健委員会を運営しました。
~ご講演内容〔一部抜粋〕~ 埼玉県警非行防止指導班「あおぞら」より
〇薬物乱用とは?
薬物乱用は2つの形態で定義されています。
1.医薬品を正しい使い方から逸脱して使用すること
2.法律で禁止されている薬物を使用すること
いずれも健康に重大な悪影響を及ぼす行為です。特に若年層は発育段階にあるため、薬物やアルコール、タバコによる影響が深刻になります。
〇飲酒・喫煙と薬物乱用の関連性
飲酒や喫煙は薬物乱用の入り口と呼ばれることがあり、これらを若年時に始めることで、より強い刺激を求めるようになり、違法薬物に手を出すリスクが高まります。日本では飲酒・喫煙の合法年齢は20歳ですが、18歳で成人となることから、誤解している人も少なくありません。正確な情報を理解し、リスクを避けることが重要です。
〇違法薬物の危険性
覚醒剤や大麻などの違法薬物に関与することは犯罪です。使用だけでなく、所持、購入、運搬も法律違反となり、世界各国で厳しい罰則が設けられています。中には死刑を適用する国もあり、海外での旅行や滞在時には特に注意が必要です。
〇危険なアルバイトと犯罪への関与
近年、若者が高額な報酬に引かれて危険なアルバイトに手を出し、犯罪に巻き込まれる事例が増えています。条件が良すぎるアルバイトの募集は、実は違法な活動に誘導される可能性が高いです。反社会的組織は個人情報を悪用し、逃げ道をふさぐ手口を使います。自分や周囲の人が巻き込まれる前に、疑わしい誘いは断る勇気を持つことが求められます。
〇最後に
薬物や危険な誘いに対しては、日頃から「断る力」を養い、少しでも怪しいと感じたら、早めに信頼できる大人に相談することが大切です。正しい生活態度を維持することが、危険から身を守る最も効果的な手段です。
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10/08(月)【保健委員会】第3回学校保健委員会「薬物乱用防止教室」2
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07/18(木)【保健委員会】第1回学校保健委員会「食育教室(全学年)」
7月18日(木)1・2時間目の時間に 第1回学校保健委員会「食育教室」を開催しました。講師は今年で3年目となります 埼玉大学教育学部准教授 西尾 尚美 先生です。生徒・保護者からも教職員からも毎年好評で、附属中学校に今必要な栄養に関する情報や知識を的確に楽しくお話してくださりました。食育と歯・口の健康は密接な関わりがあることから、指導・助言者として、本校学校歯科医 渡辺 聡 様をお招きしました。今回も生徒保健委員が事前の企画・準備を行い、生徒の力で学校保健委員会を運営しました。
〇埼玉大学教育学部学校保健学講座 准教授 西尾 尚美 先生
免疫学を専門とされており、医学部での研究を経て、予防医学の観点から栄養学の重要性を認識されました。そのため、管理栄養士の資格も取得され、現在は免疫学と栄養学の両方の点から研究を行っていらっしゃいます。
~生徒保健委員の発表内容~〔一部抜粋〕
附属中学校における健康課題とその対策について報告しました。健康課題には昼食時の栄養バランスの偏り、低体重(やせ)、昼休みの歯みがき習慣の欠如があります。これらの問題に対し、生徒保健委員会は食育と歯科の取り組みを行いました。
健康課題と現状
〇栄養バランスの偏り
約90%の生徒がビタミンA、鉄、ビタミンD、カルシウムの摂取不足。
特に昼食に自動販売機のみの食品で済ます人は栄養の偏りが見られる。
〇低体重の問題
学年が進むにつれて体重が減少する傾向がある。
むし歯は0名だが、昼休みに歯みがきをする生徒は少数である。
健康課題解決に向けての保健委員の取組み
★食育の取組み
〇食育授業
・1年生の保健委員が栄養バランスの重要性について、クラスごとに授業を行った。
・4つのグループ別れて担当するメニューに足りない栄養素を補う料理(+ONEおかず)を考え、発表をした。
※取り組み様子はこちら→ https://kawaguchicity-jh.ed.jp/blogs/blog_entries/view/136/2d6c8678bf7766cbad53f7558b00aa92?frame_id=282
〇+ONE調理実習
・栄養バランスを意識したメニュー「さば汁」を作り、昼食時の+ONEおかずとして食べた。
・食育授業で学んだことを実践し、自分たちで調理を行った。
・栄養を補うために必要な基本的な調理技術を学ぶ機会となった。
※取り組み様子はこちら→https://kawaguchicity-jh.ed.jp/blogs/blog_entries/view/136/a8e59bbd85d2f5d31fe18cfba9a34159?frame_id=282
〇+ONEおかずプロジェクト
・+ONEおかずを昼食時に持参し、栄養を補う取り組みを全校生徒で実施した。
・1年生は果物、2年生はサラダ、3年生はスープジャーを利用する傾向だった。
★歯科に関する取組み
〇歯みがき習慣の現状
・1年生は75%が昼食後に歯みがきを実施している。
・学年が上がるにつれて歯みがき率が低下している。
・保健委員主催の歯みがきプロジェクトを全校生徒で実施し、歯みがきをする意欲づけの機会とした。
〇ポスターと標語の作成
・各学年の生徒が歯の健康に関するポスターと標語を作成した。
・2年生の生徒が歯と口の健康に関する標語コンクールにおいて、川口市で優秀賞(市長賞)を受賞した。
今後の課題
・プロジェクト実施中は頑張る傾向にあるが、プロジェクト後も継続し続けることができていないという課題がある。
・健康を保つためには継続して取り組むことが重要であり、保護者の協力も必須である。
+ONEおかず・歯みがきプロジェクトの結果
・アンケート集計の結果、1年3組が優勝しました。おめでとうございます!
※取り組み様子はこちら→ https://kawaguchicity-jh.ed.jp/blogs/blog_entries/view/136/3dd84a1f5d20f079d979481a75f5c91e?frame_id=282
保健委員会は引き続き、附属中生の健康維持と改善のサポートに力を入れて取り組んでいきます。ご協力ありがとうございました。
~西尾尚美先生のご講演内容~〔一部抜粋〕
〇川口市立高等学校附属中学校の栄養調査結果について
令和4年度、令和5年度の2年間、附属中の生徒を対象に37種類の栄養素について調査を実施し、その中から特に重要な12種類の栄養素に絞って、個別にフィードバックを行いました(主要な栄養素 エネルギー、炭水化物、不飽和脂肪酸、鉄分、カルシウムなど)。
〇附属中の傾向(健康課題)
炭水化物: 不足しており、菓子パンやおやつに頼る傾向があります。
脂肪: 全体の脂質摂取量は適切ですが、不飽和脂肪酸が不足し、健康に悪影響を及ぼす脂肪酸が過剰です。
野菜の摂取: 非常に少なく、要改善です。
カルシウムと鉄分: 意識して摂取していますが、依然として不足しています。
〇附属中学校生徒の改善状況について
調査開始から2年間で、附属中学校の食育に関する充実した取組により、いくつかの栄養素については改善が見られましたが、全体的には依然として基準値に達していない状況です。
〇食事の重要性について
厚生労働省が定める「日本人食事摂取基準」に基づき、中学生のエネルギー摂取量は成人よりも多く必要です。保護者と同じ量の食事量では足りていないということです。成長期においては、バランスの取れた食事がとても重要です。
食事のバランスガイドは、食事の量と種類を視覚的に示したもので、適切な栄養摂取について知ることができます。具体例として、2000キロカロリーの食事例の写真を提示していますが、中学生にはさらに多くのカロリーが必要です。
〇消化と吸収
食べ物は消化され、栄養素が体内に吸収される過程で、副交感神経がリラックスした状態であることが重要です。緊張状態では消化液の分泌が妨げられ、効率的な消化吸収ができません。
〇腸内細菌の役割
腸内細菌は私たちの健康維持に重要な役割を果たしており、食物繊維を摂取することで腸内環境を整えることができます。
〇全体を通しての西尾先生のアドバイス
リラックスした状態で食事を楽しむことが、消化吸収を助け、栄養を効果的に取り入れるために重要です。食後すぐの激しい運動は避け、リラックスした状態で消化を促進することが推奨されます。日々の食事は健康の基盤を築くものであり、適切な栄養摂取と食事環境が重要です。成長期の中学生には特に注意が必要であり、保護者の方々の協力が求められます。
~体験活動(親子で栄養アドバイザーになろう)~
埼玉大学大学院生の学生3名が内容を考え、説明をしてくださりました。Aさん、Bさん、Cさんの事例の中で1つ選び、どのようなアドバイスをするかを親子や周りの生徒同士で考えました。最後に代表者に発表してもらい、考えた内容を全体で共有しました。
~学校歯科医指導・助言(歯と口と食に関するミニ講演)~〔一部抜粋〕
・附属中学校はう歯の処置率が4年連続100%を保つことができている。埼玉県平均は74.4%である中、素晴らしい結果を残すことができている。継続してもらいたい。
・しかし、CO(むし歯になり始めそうな歯)と言われた生徒が多く、油断してはならない。進行しないようにブラッシングを丁寧に行い、歯と口の健康管理してもらいたい。
・マスクをしていても鼻呼吸をすることを意識してもらいたい。あごマスクをしてしまうと、矯正で使用する顎間ゴムと同じくらいの負荷があごや歯にかかってしまうことがあるので、食事をするときはしっかり外して食事をして欲しい。
~保健委員長の言葉~〔一部抜粋〕
学校保健委員会は貴重な機会であると思っています。生徒・保護者・先生・講師の方々の全員で健康課題について共通理解し、一緒になって改善していくためのものです。全学年の生徒がそろっていて、保護者も参加する保健委員会は年に数回しか機会がないので、今後もぜひ積極的に参加してもらいたいと思っています。ご協力よろしくお願いします。
~参加者感想~
〔生徒〕
・保健委員会の皆さんの発表は、データをもとに私たちの生活について詳しく説明をしていてくれて、説得力がありました。西尾先生のご講演では専門的な話を聞くことができ、私たち目線からの質問にも丁寧に答えてくださり、有意義な時間になりました。体験活動では、今まで習ったことをもとに足りない栄養素、補った食事を考えることができました。学校保健委員会全体を通して、自分健康について考えることができたのではないかと思います。
・私は、朝と夜の歯みがきは夏休みになっても絶対に取り組み、昼の歯みがきも意識していきたいです。
・西尾先生のご講演は、難しい研究やよくわからないデータというのが無くて、中学生の私たちにもとてもわかりやすかったです。夏休みに食生活が乱れそうなので、改善して意識した良い食生活ができるようにしたいと思いました。
・最近足をつりやすいのはカルシウム・ミネラル不足だと気付くことができたので、牛乳を飲んだり海藻を食べたりして栄養を補っていきたい。朝起きて光を浴び朝食をとることで体内時計がリセットされるということを知ったので、朝起きたらカーテンを開けてしっかり日光を浴び、時間が無くても朝食をとるようにしたい。よく寝ることで成長ホルモンが分泌され、背が伸びるということは知っていたが、睡眠時間が多すぎてもよくないということは初めて知ったので、適切な睡眠時間で良い睡眠をとれるようにしたいと思った。
・保健委員として準備・運営をしました。ハードスケジュールの中の準備は大変でしたが、やはり最後は達成感が残ります。発表のスクリーンを見る目が保護者も生徒も真剣で、舞台袖から見ていてとても嬉しかったです。
・保健委員として1年生の食育授業を運営しましたが、クラスで行った食育授業とは違い、全校生徒と保護者が対象の学校保健委員会だったのでとても緊張しました。けれど、結果、大きなミスもなく成功することができてよかったです。発表して終わりではなく、それをどう実践してどう継続するかについて、しっかりと考え、取り組んでいきたいと思います。
〔保護者〕
・3年間すべて「食育教室」に参加しましたが、西尾先生の講演の内容が充実していっており、非常に聞きやすく面白かったです。保健委員の運営や発表も充実していて素晴らしかったです。
・西尾先生のご講演は初めてお聞きしましたが、大変興味深くためになりました。子供が食育の影響を受けているのか、一時期は僕に足りない栄養素が沢山入っている「〇〇〇〇(タンパク質商品。ここでは掲載を控えます。)」ばかり食べていました。子供には「大人のようなコレステロールや脂質のとりすぎは考えなくて良い」というのも初耳でした。子供は少食の傾向があるので、本人の好むものを多めに食卓にのせるようにしたいと思いました。
・ファストフードを食べたら次の食事で調整したり、色味で食材を決めたらだいたいバランス良い等と考えれば、今から始めるには取り組みやすいと思いました。「バランスを考えなくちゃ!」と囚われすぎず、ストレスなく継続も出来そうです。
・自分の食べている物で身体はできているという当たり前の事ではありますが、食事の内容も食事を摂る環境や食べる時間も仕事が忙しくておざなりになってしまっていたなと反省しました。せめて夕飯だけでも、家族全員で学校での出来事などを聞きながら楽しくゆっくり食べたいなと思いました。
・保健委員の生徒たちは時間が限られている中、アンケートを実施し分析して、課題を把握するところまでできていて、さすがだなと思いました。
・身体も歯も健康を損なってからその価値に気づくのではなく、今ある健康という幸福を守っていく為に食事や歯みがきの大切さを子ども達自身が学び、考え、実行していく機会があってありがたいと思いました。また、家族の食事作りを担っている私(保護者)も、改めて日々の食事を見直していこうと思いました。子ども達と一緒に楽しく学べる機会を設けていただき、ありがとうございました。
〔学校歯科医〕
・保健委員のクラスごとの昼食時やアンケート集計など発表準備の活動も積極的で、取り組みについての発表も分かりやすく素晴らしかった。西尾先生のお食事の内容やソウルフードのお話が、とても身近に感じられました。短時間での体験活動にもかかわらず、みなさん的確に食事のアドバイスが考えられていて、なるほどっと思うだけでなく、さすがだなと感じました。
-お礼-
今回の学校保健委員会でもたくさんの保護者にご参加いただき、有意義な会となりました。今後も生徒保健委員会を中心に力を入れて運営していきますので、今回ご参加が難しかった保護者の皆様も、ぜひ次回の学校保健委員会を楽しみにお待ちください。ご協力ありがとうございました。
07/18(木)【保健委員会】第2回学校保健委員会「中高合同救急法講習会(2年保健委員+部活動代表者)」
本校の特色の1つとして、高校生と一緒の敷地内で生活していることがあげられます。日課表が附属中と全日制高校と異なることから、普段の生活において一緒に活動する機会は数えるほどしかありません。そこで、中学生も高校生も共通して「学びたい」「知りたい」「スキルを身に付けたい」ものとして、救命救急法と熱中症対策について一緒に学ぶ機会を年に1度計画し、実施しています。参加者は 全日制生徒(各運動部から1名、救命講習班の保健委員12名)と 附属中生徒(各部活動から1名、2学年保健委員6名)です。
〇内容〇
①救急法実技講習~入門コース~ 90分 指導者:川口市消防局救急課
②熱中症の予防と対応 30分 指導者:全日制養護教諭
③救急法実技講習~一次救命処置~ 90分 指導者:附属中養護教諭、全日制養護教諭
※今年度は①を全日制高校生、②を全日制高校生と附属中生、③を附属中生 に分けて実施しました。
〔②熱中症の予防と対応〕
まず、プリントを用いながら以下の内容を全日制養護教諭から学びました。 ※資料一部抜粋
熱中症になってしまう条件や熱中症の予防、熱中症になってしまった人の対応(救助)方法について学びました。熱中症の処置について、当てられて答える場面がありましたが、附属中生は高校生がいる中でも遠慮せず、自信をもって答えることができていました。
〔③救急法実技講習~一次救命処置~〕
まず初めに〔②熱中症の予防と対応〕で学んだ知識を実践できるかどうか、試しに全員でシミュレーションしてみました。炎天下の中、部活動で走っていたところ、気持ち悪さと頭痛を訴えて歩行ができなくなった傷病者 という設定です。
全員が一斉に駆け寄り、知識として学んだことを生かして、わきの下や首に保冷剤を当てたり、うちわであおいだりと、自分ができることを考えながら救助を試みましたが、自信をもって対応することができませんでした。知識として学ぶだけでなく、シミュレーション(実践)してみることの大切さに気付くことができました。最後に指導者から物品を実際に使用した正しい対応方法のレクチャーを受け、実践的に学ぶことができました。
次に、炎天下の中、部活動で走っていたところ倒れてしまって意識や呼吸がない傷病者 という設定でシミュレーションをしてみました。
先ほどレクチャーを受けて学んだことを実践することができていました。しかし、意識や呼吸がないと判断した場合、「心臓マッサージをするのはわかるけど、どこを押せばいいんだろう?」「AEDってやっていいの?」など、対応の判断に迷う声が上がっていました。自信を持った対応ができず、みんな笑顔で「う~ん、わからないね!(学ばないとね!)」と言う気持ちでシミュレーションが終わりました。
(その様子がこちら↓)
そして全員が「できるようになりたい!」と言う気持ちを持ちながら、一次救命処置のスキルを実際に動いて、声に出して、何度も何度も繰り返し実践し、学びました。
一通りのことを学んだあと、最後にもう1度シミュレーションをしました。胸骨圧迫の質が落ちないように、「強く」「早く」「絶え間なく」を意識して行うことができました。仲間と協力し合い、胸骨圧迫のリレーをつなぎ、AEDの装着も落ち着いてできていました。
直接救助をしていない周りの生徒は、救助者の胸骨圧迫のリズムが早くなりすぎないように、手拍子で正しいリズムを誘導したり、傷病者が見えないように背中で壁を作ったりなど、自分にできることを考えて行動することができていました。
〇参加した生徒の感想〇
・部活動代表者として参加してよかったです。倒れている人がいたとき、AEDをつけるまでの手順やなぜそれをするのか、どれくらいすればよいのか詳しく知ることができました。例えば、10秒以内に呼吸の確認をして、自分で呼吸の有無は判断してもよいことや、AEDパットは一回貼ったら剥がさないこと、間をあけずに胸骨圧迫をすることが大切で、人と交代するときの練習までできました。パットは心臓を対角線上に挟んで貼ればよいことも知ることができました。何度も何度も反復練習をすることで、一連の流れを覚えられました。最近は猛暑日が増え、熱中症の危険性が高まっているので、特に部活動時は十分に気を付け、同じ部活の人が熱中症にならないようにするためにも、日ごろから熱中症対策を伝えていきたいと思いました。
・熱中症講座では予防方法を再確認し、新たに救急搬送の判断基準も知ることができました。また、人が倒れているときの対応の流れについて、何度も繰り返し練習することができたので、もしものときは一連の流れを思い出せるように、落ち着いて「人が倒れています!」と声を出すところから始めようと思いました。その人の安全だけでなく、まずは自分の安全を守ることが大事ということも改めて考えられました。今回参加して、自信もつけることができたのですが、実践することがないように部活動内で予防を呼び掛けたいと思います。
参加者はこの学校保健委員会後、夏休み1番最初の部活動実施日にプリントを用いて「伝達保健指導」を実施しました。参加者は部活動のメンバーに学びを教えることでアウトプットすることでき、また全員で情報を共有する機会となりました。
全国的に毎年夏は熱中症による救急搬送が大変多くなっていますので、予防のポイントを確認するとともに、万が一熱中症になってしまった時の応急手当の方法を確認しておきましょう。
中学2年生は3学期に一次救命処置の知識とスキルを保健体育で学ぶ機会があります。今回参加したメンバー(救命リーダー)が率先して指導に入ります。学べることを楽しみにしていてください。
10/12(木)【保健委員会】第3回学校保健委員会「心の健康教室(1年生)」
本日4・5時間目に大ホールにて1学年を対象に「心の健康教室」がありました。
講師は本校のスクールカウンセラーの田中綾子先生です。
まずは自分のストレスを知るためのワークに取り組みました。自分の気分や感情を書き出し、それによって起こる自分の体の変化やその後の行動を追っていきます。
ところでコーピング(ストレスへの意図的な対処)をご存じでしょうか。
コーピングは、いつでもどこでもできる、自分なりのストレスへの対処法のようなものです。勿論たくさん知っているといいのです。
講義で教わった『おすすめコーピング5』を紹介いたします。
1誰かを頼ること
2イメージ・外在化すること
3自分を労うこと
4自分のいい所を探すこと
5第三者になりきる「フレンドクエスチョン」
学校生活にはストレスが絶対あります。
でも、附属中生にとって最大の武器は「考える力」
これこそがコーピングです。
学校生活を送っていれば、ストレスは誰にでもあります。
むしろ避けることのできない身近にあるからこそ、うまく付き合う(コーピング)方法をたくさん見つけられたらと思います。