生徒の声 (各委員会より)
06/26(木)【広報委員会】二年生 家庭科 浴衣の着付け
今日の家庭科では、着付けの講師の方にお越しいただき、浴衣の着付けをしました!
初めて浴衣を着た人も多く、貴重な体験になりました!!
現在着物の文化が薄れてきているので、これから夏まつりなど、浴衣に触れる機会をどんどん増やしていこうと思いました。
みなさんもこの機会に着物を着てみませんか?
06/04(水)【広報委員会】高校の自然科学部に潜入!
少し暑さを感じる頃となりましたが 、いかがお過ごしでしょうか。附属中科学部でも、各々の研究に熱い情熱を燃やしています。さて、先日、科学部では高校の自然科学部を見学させていただきました。実験講義室に入ると、そこには興味深い研究に没頭する先輩たちの姿が、、、
最初は少し緊張しましたが、先輩方はとても優しく、私たちのどんな質問にも丁寧に答えてくださいました。
今回の見学を通して、自然科学部の皆さんの研究に対する情熱に触れることができました。私もいつか、こんな風に夢中になれる研究を見つけてみたいです。自然科学部の皆さん、本当にありがとうございました!
05/29(木)【広報委員会】5期生 サイエンスフィールドワークに向けて
理科の授業の様子
暑さが増してきている今日この頃ですが、5期生の理科の授業では、6月にあるサイエンスフィールドワーク(SWF)に向けて班で協力して取り組んでいます。
サイエンスフィールドワークでは川口市グリーンセンターへ行きます。
グリーンセンターは緑豊かな公園になっており様々な植物や生物を生で観察することができる施設になっています。
今回はその準備を理科の授業で行いました。
みんな仲良く協力し合っていて、とても明るい雰囲気でした!
05/23(金)【広報委員会】4期生 理科「マグネシウムの酸化還元反応」
みなさん、こんにちは!
前回、酸化銅と木炭で銅と二酸化炭素にする実験を行いました。
この時、酸化銅(CuO)を銅(Cu)にする還元(物質から酸素を奪い取る反応)と、木炭(C)を二酸化炭素(CO₂)にする酸化(物質が酸素と結合する反応)が同時に起こっており、このことを「酸化還元反応」といいます。
では、木炭(C)の部分は他の物質ではだめなのでしょうか?
実は、木炭(C)の代わりに、水素(H₂)やマグネシウム(Mg)を使うことでも酸化還元反応が起こります。
特に、マグネシウムは酸素と結合しやすい物質なので、今回はマグネシウムを使って実験を行いました。
↑バーナーで加熱している物質がマグネシウム、瓶の中に入っている気体が二酸化炭素です。
マグネシウムは燃える(燃焼する)と、このように強い光を出します。不思議ですね!
ここで、このマグネシウムを、二酸化炭素がつまった瓶の中にいれてみます!普通の物質なら、周りに酸素がないと、火は消えるはずですが・・・
このように、燃えているマグネシウムを二酸化炭素しかない場所に入れても、まだまだ燃え続けています。
加熱していくと、瓶の中が白くなっていきました。
↑蓋をとってみると白い粉末がついていました!
実は、この白いもやのようなものは、「酸化マグネシウム」なのです。
化学式で表すと、「2Mg+CO₂→2MgO+C」となります。
↑塩酸を入れると、酸化マグネシウムは塩化マグネシウム(MgCl₂)になります(MgO+2HCl→MgCl₂+H₂O)。
底には黒い物体(炭素)が残っています。
中学二年生になると、附属中では、このような実験をたくさん行います。
興味がある方は、ぜひ附属中を目指してみてはいかがでしょうか?
05/22(木)【広報委員会】4期生 理科「たたら製鉄とは?」
みなさん、こんにちは!
突然ですが、「たたら製鉄」をご存知ですか?
〈たたら製鉄とは〉
たたら製鉄とは、砂鉄と木炭を燃焼させて鉄を生産する、日本古来の伝統的な製鉄法です。特に、日本刀の素材となる「玉鋼」はこの製鉄法で作られます。
川口市の「たたら祭り」の由来にもなったそうです!
現在でも、マンホールなどに使われていますね!
しかし、私たちには気になる点がありました。
先ほどの説明文には、「砂鉄と木炭を燃焼させて鉄を生産」という文がありました。
砂鉄の化学式はFeO、木炭の化学式はC、鉄の化学式はFeです。
どうして砂鉄(FeO)に木炭(C)を加えて加熱すると、鉄(Fe)が取れるのだろう?と考え、「たたら製鉄とはどのような技法なのだろう?」という課題を立てて、探究活動を始めました。
「2FeO+C→2Fe+CO₂」という化学反応式が成り立つのではないか?などの仮説を立て、実際に実験してみました!
しかし、鉄だとおよそ3日間、加熱しないといけないので、今回は鉄よりも反応が起きやすい「銅」を使って実験をしました!
実験方法は、
① 酸化銅と木炭をよく混ぜる。
② 試験管に先ほど作った混合物を加え、加熱する。(高い温度で!)
↑この時はまだ黒いです。
③ 酸化銅に変化が起きるのを待つ。
↑すごい火の勢いです!また、酸化銅の真ん中あたりがマグマのように光っているのも確認できます。
↑見にくいかもしれませんが、中の粉末が黒色から茶色に変わっている部分も見えます。
ちなみに、このとき気体が発生していましたが、それは二酸化炭素だということが分かりました(石灰水を使用しました)。
④ 取りだして、それが銅であることを磨いて確認する(銅であれば金属光沢がでるはず!)
↑ひときわ輝いているものを取り出すことに成功しました!
このことから、たたら製鉄は、「酸化鉄に含まれる酸素を木炭と結合させ、二酸化炭素と鉄をつくる」技法だということが分かりました!
厳密には、「木炭と空気中の酸素が反応して一酸化炭素が生成され、この一酸化炭素が砂鉄に含まれる酸化鉄から酸素を奪い、鉄を生成する」、つまり「C+O→CO、FeO+CO→Fe+CO₂」だそうです。
興味がある方は調べてみてはどうでしょうか?