2期生ー1年生

2023年3月の記事一覧

03/29(水) 【1学年】人権感覚育成プログラム

埼玉県の教育委員会から「人権感覚育成プログラム」が出されており、その中から今年度実践した2つを紹介します。

 

1つ目は「多様性の尊重と共生」「コミュニケーション」の視点からのプログラムです。

グループを組み、大富豪に似たカードゲームを行います! ただし、”終始無言”です。

1位抜けと最後まで残った人がそれぞれ両隣のグループへ移動します。

 

グループごとに配布したルールは、実は少しずつ違っていて…

第2ゲームで隣のグループに移動した人は… 「このグループは勘違いしたルールでプレイしている?」「自分たちが間違っていた?」「自分が間違っていると思われてしまう」「言葉で伝えることができない」など、抑圧を感じます。

移らずに新メンバーを迎えた人たちは… 「この人のグループは勘違いしたルールでプレイしたのかな?」「ルールを伝えたいけど、言葉は使えない」「とりあえず見て覚えなおしてもらうしかない」など、できれば自分たち側のルールに統一したいと思います。

 

「言葉でうまく伝えられない」「別の場所から来た少数派」というのが、特に外国出身の人が移り住むときに共通した状況です。

生徒たちは、何とかルールを伝えようとしたり、しばらく無難なカードを出してルールを推測したり、使えない「言葉」をポロっと使ったり、苦闘しながらも楽しく活動していました。

 

 

 2つ目は、「平等と公平・公正」の視点からのプログラムです。

条件の違う人達が全く同じ自転車を使っている絵、それぞれの体格等に合わせた自転車を使っている絵を見比べて、平等と公平の違いを認識しました。

 

次に、3人の兄弟妹がお金を出し合い買ったケーキを公平に分ける、という活動を行いました。

年齢や出した金額など、条件はすべてのグループが同じでしたが、分け方はグループによって違いました。

 

生徒は、「それぞれの状況について考えるとよい」「できるだけ全員が納得するのが大事」「絶対という正解はなさそう」など、公平・公正に社会や集団のルールをつくり、運営する大事さと難しさを考えていました。

 

さまざまな人権課題を解決していくには、人権が損なわれていることに気づける知識と、それを是正しようとする実践力が必要です。よりよい世の中を築く社会の一員が、附属中から育っていくことを願います、

03/17(金) 【1学年】課題研究メソッド~レポート発表会~

総合的な学習の時間で「課題研究」を行っている2期生。

今日はこれまでの学習で得たことを使って、自ら課題を設定し、調べ、レポートにまとめました。

 

テーマの分野によって、6つの研究室に分かれ発表会を行いました。

これで終わりではなく、2年生になっても高校生になっても課題研究は続きます。頑張りましょう!

03/16(木) 【1学年】理科~一年間の成長~

2期生の理科の授業は、デジタルノートにチャレンジしてみました。班で協力して、探求的に実験観察を行い、レポートにします。レポートはWeb上で提出します。

はじめは、上手とは言えなかったレポートも、学期の終盤には、スッキリ、簡潔、だれが読んでも読みやすいレポートになりました。附属中生らしい世界観や個性が混ざるレポートもありました。(STEAM教育のArtの部分も大事にしています。)

今年最後は各クラス代表のレポートを紹介します。(初期のレポートは、生徒から掲載の許可が出ませんでした(笑))

フックの法則実験のみ抜粋

1組2班 デジタルノート.pdf

2組6班 デジタルノート.pdf

3組1班 デジタルノート.pdf

一年間、たくさんのことを学びました。2年生の理科も、主体的に、楽しく学んでいきましょう。

03/15(水) 【1学年】理科~溶接~

2年生の理科を担当している先生に、特別授業をしていただきました。

先生が大学で研究してきた「溶接」がテーマです。実は種類がたくさんあり、身近なものに使われている溶接について知り、理解を深めることができました。

いつもとは違う雰囲気の中で、自分たちらしく協働的に学ぶ姿が見られました。

生徒の感想

・技術の時間に行った「はんだづけ」が溶接だと知った。関係ないと思っていたが身近だったので興味がわいた。(3組 T)

・先生の研究の話を聞いて、楽しそうだと思いました。大学院の研究とかも気になった。(3組 S) 

・大学のこととか先のことは考えていなかったけど、選択肢を広げるために多くの知識を身につけるのは大事だと思いました。(2組 K)

 ・溶接について種類などいろいろなことを学べた。(大学など先のことについては)自分は社会が得意なので文系なのかなと思いました。(2組 O)

 ・溶接の種類がいろいろあって、それもどんどん枝分かれして、たくさんあるのは楽しいと思いました。(1組  Y)

 ・この機会がなかったら、調べることはなかっただろうなと思いました。(1組 K) 

 

03/14(火) 【1学年】進路キャリア講演会

ベネッセコーポレーションの方をお招きし、保護者と一緒にキャリアについて考えてみました。

昨今の大学進学に関する情報や、今すべきこと、自分のキャリア形成について考えることができました。

講師の方のメッセージ

生徒の皆さんは、保護者に「夢」を語りましょう。保護者は、「夢」を応援してくれます。

 

 

03/13(月) 【1学年】EnglishでMath~教科を横断して学ぼう~

3/10(金)、数学の授業はCIRの先生とともに、全編英語で数学の課題に取り組みました。

グローバル社会の中で、世界に羽ばたける生徒となっていけるように一つの教科ではなく、学びの世界を広げることは大切です。

毎年恒例となっている「英語による数学授業」ですが、生徒はとても楽しそうに取り組んでいました。

03/10(金) 【1学年】理科~走査型電子顕微鏡~

「ミクロの世界をのぞいてみよう!」をテーマに今年一年、双眼実体顕微鏡や光学顕微鏡の操作を行ってきた2期生ですが、今年度、最後のテーマ学習として、高校理科の吉岡先生を講師としてお招きし、電子顕微鏡の操作と実験観察を行いました。

電子顕微鏡(日立ハイテク様から長期借用)が使える学校は他にはないでしょう。

・これまで使った光学顕微鏡と今回使う電子顕微鏡の違い

・電子顕微鏡(SEMとTEM)の違い

・電子顕微鏡を使って、持参した試料の観察

2期生たちは、これらの内容をとても意欲的に学習していました。

 

中学・高校・大学の内容が織り交ざるハイレベルな講義でしたが、中学生にもわかるように丁寧な説明がたくさんありました。「おぉ」「すごい」「へぇ」など、新たな知識に感心しながら授業が進みました。

試料の観察では、髪の毛、シャーペンの芯、マーカーの先端部分、小松菜、ビーズ、輪ゴム、皮膚、植物の種、玉ねぎの皮、食塩、繊維、植物の維管束、ティッシュ、鉱物など、持参した試料を観察しました。

 

SSHに認定されている川口市立高等学校。附属中生もその恩恵を受けることができます。

とても有意義な時間でした。ご講義いただいた吉岡先生、ありがとうございました。