12/1(月)【2年生国語】「君を好きだよ」
2年生の国語では、「自分らしさを見つめる」の単元に入りました。
教材は副教材の現代名作選から山川方夫さんの『朝のヨット』です。
海にもう一人の自分を求める少年、少年と一緒に過ごすことを求める少女の恋物語がベースとなっています。
期末試験の範囲表に布石を打っていたことに気が付いていたでしょうか?
授業の初めは班の中で”少年派”と”少女派”に分かれて意見を戦わせていました。
だんだんと読みが深まると、少年が言った「君を好きだよ」や「孤独のさわやかさ」「愛することの恐怖も屈辱も」などの表現について考えるようになります。「”君が”ではなく”君を”にしたのはなぜだろう。」「孤独はさわやかなのか」「愛することの屈辱ってなんだ?」など、こちらが発問せずとも読みを深めていきます。
筆者は何を伝えたいのか。この作品のテーマは何なのか。考えて1枚の紙にまとめていきます。
たくさん経験を積んできただけあって着眼点が非常に面白いです。今年最後の物語文です。楽しみましょう。
「ねえ、教えて。あなた、なぜ、一人きりになりに行かなくちゃならなかったの?」