02/06(木)【2年生】国語 ~走れメロス第1弾~
太宰治著「走れメロス」。2年生の国語の授業における主役とも言える小説ですね。作品そのものは知っていても初めて読むという生徒が多かったようです。
読後、初発の感想を書き、各自で学習課題を立てたところ、様々な感想や考えがあがりました。多くの生徒が斬新で興味深い学習課題を立てられていたことに驚きです。その中で特に気になった課題をクラスで選び抜き、授業で取り扱っていきました。
【生徒の感想 一部抜粋】
・あきらめなかったメロスがかっこいいと思った。
・セリヌンティウスがメロスの頬を叩いたシーンでは、厚い友情を感じることができた。
・人を信じることの大切さと難しさが浮き出ており、自分自身の心の弱さもえぐられた気がした。
・メロスはTHE人間として描写されていることから、走れメロスは人間賛歌をテーマにしたお話なのだなと私は考えました。
・「正義感」と「人としての感情」の葛藤を描き、最終的にはすべてをひっくるめて「人間としての美しさ」として表していると感じた。
【生徒の課題 一部抜粋】
・メロスの言動や考えの理由・セリヌンティウスの心情の考察
・倒れたメロスが、もう一度走り出そうと決意できたのはなぜか
・セリヌンティウス&ディオニス王の三日間の心情の変化
・走れメロスを通して太宰治さんが読者に伝えたかったこと
これら以外にも、素晴らしい感想&課題がたくさんありました。