保健室より
06/01(日)【保健委員会】川口市歯と口の健康フェスティバルに参加しました!
川口市主催 歯と口の健康フェスティバルが令和7年6月1日(日)川口市立西公民館で開催されました。このフェスティバルは毎年行われており、令和7年度のテーマは「歯の健康 学びと同じ 積み重ね」でした。このテーマは、昨年度の歯と口の健康に関する標語コンクールにおいて 本校の現3年生Aさんが考えた作品です。この作品は川口市歯科医師会長賞と埼玉県歯科医師会長賞を受賞することができました。そして今年(令和7年度)の歯と口の健康フェスティバルのテーマとして掲げられた ということです。
このフェスティバルの会場には本校生徒の歯と口の健康啓発標語・ポスターコンクールの作品(特選作品)が展示されました。本校の生徒の作品は4点(ポスター2作品、標語2作品)が展示されました。4作品同時に展示される好成績は附属中学校開校5年目にして初めてです。さらに、内1名のポスター作品が川口市歯科医師会長賞を受賞することができ、表彰式に参加しました。
選出から川口市への出展までの流れは下記リンク先をご覧ください↓
表彰式の様子はこちらです。
川口市長、川口市教育長、川口市学校歯科医師会長が、 優秀児童生徒一人ひとりに表彰状を授与しました。
本校の生徒はポスター部門で川口市歯科医師会長賞を受賞することができ、歯科医師会長から直々に表彰状を頂くことができました。
今回本校で特選に選ばれた作品は以下の4点です。
特選に選ばれた生徒はこのフェスティバルに参加し、記念に川口市のゆるキャラである「きゅぽらん」と一緒に記念撮影をしました。
表彰式のほかに、歯と口に関するクイズ大会や劇団によるアトラクション、口腔機能訓練体験や骨健康チェック、歯科医師・歯科衛生士による歯科相談なども行われました。
石こう模型作りを体験しました。口腔内を再現する模型や義歯等に使用する石こうを用いて型を取る体験です。今回は自分の好きな指の型を取り、記念に持ち帰りました。
型を取ってから30分程度で固まりました。
また、歯科衛生士にデンタルフロスの使用方法についても学びました。
模型を使って丁寧に説明をしてくださりました。フロスにもたくさんの種類があり、自分の口に適したものを使用することの大切さについて学びました。歯茎を傷つけずに歯と歯の間にフロスを入れる方法も学びました。
この写真のように小児用から大人用まで、たくさんの種類があることを知ることができました。使い捨て用や数回使用して破棄するものなど、使用可能期間も異なることも知ることができました。
本校の歯科保健活動は校内だけにとどまらず、このようにフェスティバルにも参加し、川口市内でも活躍することができています。特選に選ばれた4つの作品は、これから埼玉県歯と口の健康啓発コンクールに出展されます。標語やポスターに思いを込めた作品を埼玉県全域に広めるられる力がある附属中生に感心します。今後も様々な場面で活躍するかと思いますので、応援よろしくお願いします。
06/04(水)【保健委員会】1年生家庭科「スープジャー・おにぎり」調理実習を行いました
6月第1週目に1年生の各クラスで『スープジャー・おにぎり』調理実習を行いました。5期生は「SABATOMA SOUP(サバとトマトのスープ)」と「野菜ふりかけのおにぎり」を作りました。授業の目的は以下の通りです。
①保健委員が行った学級活動「栄養バランスを考えた食事への第一歩~スープジャーから考えよう~」の学びを生かし、栄養バランスを網羅した「スープジャーメニュー」と「おにぎり」を自分で作る意欲やスキルを身に付ける。
②栄養バランスを意識しながら、食事を摂る(口にする食材を意識する)。
保健委員が行った学級活動「栄養バランスを考えた食事への第一歩~スープジャーから考えよう~」の様子はこのリンク先をクリック ↓
「SABATOMA SOUP(サバとトマトのスープ)」は6つの食品群の1・2・3・4・6群を摂取することができ、それに5群のおにぎりを足せば、栄養バランス抜群の食事を摂ることができます。
この特別活動の食育授業と家庭科の調理実習は先輩方も1年時に実施済です。
3期生も 洋テイスト「SABATOMA SOUP(サバとトマトのスープ)」を作りました。
4期生は 和テイスト「鯖汁」を作りました。レシピはこのリンク先をクリック ↓
まず、家庭科教諭のデモンストレーションを見て、作り方の流れやコツ等を学びます。
家庭科教諭のデモンストレーションで完成した「SABATOMA SOUP(サバとトマトのスープ)」と「野菜ふりかけのおにぎり」をみて、「美味しそう~♪」と拍手をしている様子です。
こちらが「SABATOMA SOUP(サバとトマトのスープ)」と「野菜ふりかけのおにぎり」です。
栄養もボリュームも満点の昼食づくりにチャレンジです!
使用した食材はこちらです。
【SABATOMA SOUP】~材料 4人分~
トマト缶 1缶
サバ缶 1缶
玉ねぎ 1/2個・・・スライス
人参 1/3本・・・いちょう切り
なす 1本・・・半月切り
マイタケ 1/2株・・・裂いて入れる
ほうれん草 1/4束・・・2センチの長さに切る
粉チーズ お好みの量で
ニンニクチップ お好みの量で
コンソメ 1個
塩・コショウ 少々
サラダ油 大さじ1~2
食材を運び、各班ごとに実習をスタートしました。
班員で役割分担をし、手順等を声を掛け合いながら協力して野菜を切りました。
鍋に油を入れて、固い食材から順番に炒めはじめました。
出来上がったスープは、一人ひとり自分でスープジャーの中に入れました。
ラップを使用し、一人ひとりMYおにぎりをにぎりました。
完成した様子はこちらです。
完成後は班員で美味しく頂きました。
このように購入した総菜パン(1群・5群・6群)にスープジャーをプラスすることで、1~6群の栄養を網羅した昼食を摂ることができます。
4群をもう少し取りたいと思い+ONEおかずを持参している生徒もいました。
調理実習を終えての生徒の感想は以下の通りです。
・「カルシウムとビタミンD」を一緒に摂るとカルシウムの吸収率が良くなることを学んでいたが、それを調理実習で実践することができた。調理をすることを通じて、栄養の重要さを改めて理解することができた。
・調理に慣れておらずあまり班の役に立つことができなかったので、家で練習したいと思った。特に包丁で切るスキルを頑張って身に付けたいと思った。逃げずに頑張りたい。
・料理は苦手だけれど、スープジャーであれば簡単に手早く作れてよいと思った。お弁当はいつも母に作ってもらっているけれど、自分でも作ってみたいと思った。食育授業時に班で考えたスープメニューに挑戦したい。
・苦手なナスが入っていたが、トマトやサバを入れたことで美味しく食べることができた。自分たちで料理をすると美味しくなった。栄養がたっぷりでおいしかったので家でも作って、家族に食べてもらいたい。
・今回の調理実習をきっかけに野菜たっぷりのスープジャーを持参したいと思った。魚が嫌いなのに今回のスープは食べることができたので嬉しかった。苦手な食材の代わりとなる食材を調べて、代わりに入れる工夫をしたいと思った。
・調理中はあまり気にしていなかったが、今振り返ってみるとたくさんの栄養素が含まれているスープだったと思った。今度は作りながら栄養素のことも考えられるようにしたい。また、安全で安価でボリュームもあるといった良い点ばかりで、既製品よりも自分で作った方が美味しいと思った。初めは母に手伝ってもらいながらでも作って、最終的には自分一人で作れるようになりたい。
・調理実習をしたことで、自分が口にしているものは何群なのかを考えながら食べることができた。1~6群のすべての栄養がそろっているメニューだったため、おなかにしっかりたまって満足感があった。毎日とはいかなくても、今回のような昼食を摂りたいと思った。
・できあがったスープとおにぎりを校長先生や学年の先生方にもっていったら、笑顔で喜んでくださり嬉しかった。自分で食べてみてもとても美味しく、作ったかいがあった。このスープで1~6群がそろっていると考えると、自分でもアレンジを加えたりして、料理してみようと思った。
・栄養をたくさん取るには高く手間がかかると思っていたが、今回の食材は200円くらいと知って、とても驚いた。これからは学食の回数を減らし、安くて栄養バランスのよいお弁当を持参したいと思った。
今まで行った食育に取り組みについては、令和7年7月4日(金)実施予定の 第1回学校保健委員会 「食育教室」にて、保健委員の生徒が発表を行います。生徒・教職員・保護者・地域の方と附属中の健康課題や食育取組みについての情報を共有し、専門家(埼玉大学准教授 西尾尚美様)にお越しいただき、さらに学びを深めます。親子で食について考えるワークも行います。保護者の皆様のご参加をお待ちしております! またこのホームページにも様子を紹介いたしますので、楽しみにお待ちください。
05/29(木)【保健委員会】1年生特別活動「食育授業」を実施しました
毎年この時期に行う恒例授業! 学級活動「栄養バランスを考えた食事への第一歩~スープジャーから考えよう~」を5期生(1年生)も5月26日(月)、27日(火)、29日(木)に各クラスで実施しました。この授業は附属中学校 開校1年目から毎年行っている授業です。過去にこの授業を実施した経験のある2・3年生の先輩保健委員が、今年も1年生も授業を成功させて欲しい という思いから、自主的に1年生の保健委員に準備・運営方法を伝授することで、生徒の力で授業を準備・運営が実現できています。
先輩保健委員から後輩保健委委員に実施方法等を伝授している様子はこちらです。
1年生保健委員が授業運営について 打ち合わせしている様子はこちらです。
◎保健委員が主体となって以下のことを行いました。
①保健委員が作成したアンケート調査を実施し、集計・分析をし、文字やグラフにまとめる。
②健康課題(附属中の昼食事情)を明確にし、伝わるようにスライドにまとめ、授業内で発表する。
③授業内でのワークの進め方の説明や発表時間の管理をする。
④家庭科の調理実習や第1回学校保健委員会「食育教室」等の食に関する指導の今後の予定についてお知らせをする。
保健委員は保健キャラクター「なーす犬」「白なす先輩」のお面をかぶり、寸劇も交えながら楽しく健康課題を発表してくれました。授業を運営している保健委員もクラスの生徒も、微笑みのある楽しい授業が展開されていきました。
今年度も第1回学校保健委員会「食育教室」で講師を引き受けてくださっている 埼玉大学教育学部学校保健学講座 准教授 西尾尚美先生が大学院生の学生さんと共に参観してくださりました。この学級活動の授業内容を把握されたうえで、学校保健委員会の講演内容を考えてくださっています。
まず初めに保健委員が附属中の昼食事情について発表しました。
次に特別活動担当の教職員から「給食の特徴」について説明をしていただきました。
附属中には学校給食がないことから、生徒からは「懐かしい~」「いいなぁ~」という声が多数聞こえてきました。給食は1日に必要や栄養やボリュームの1/3を満たしており、季節ものの食材を使用したり、行事にあったメニューが出てくるなど、食事の変化を楽しむことができ、温かい給食を食べることが小学生の時はできていた ということを振り返りました。
次に養護教諭から、発育測定の結果から見える附属中生の健康課題について説明をしていただきました。
グラフを見て分析し、言語化することが得意な附属中生は、「附属中生は埼玉県平均と比較すると、身長が高い」「身長が埼玉県平均を超えているのにも関わらず、体重が埼玉県平均を超えていないので、やせが多い」等、声にして発言することができていました。また、そこから見えてくる健康課題についても考えることができていました。
次に個人で自分の昼食の写真(予めGIGA端末で撮ったもの)を見ながら、含まれている栄養について考えるワークを行いました。
さらに、グループで個人ワークの内容を共有し、自分の昼食の良い点と課題点について話し合いました。
次に栄養たっぷりのスープジャーメニューとおにぎりメニューを班ごとに考え、発表の準備をしました。
食材カードを使用しながら、発表準備を行いました。
そして、班ごとに以下のことを発表しました。
・班員の不足しがちな栄養について
・スープのタイトル
・スープに入れた食品と栄養の解説
・メニューを考えるに当たり、工夫・意識したところについて
発表したメニューの内容は第1回学校保健委員会「食育教室」でいくつか発表する予定にしています。
その後、授業の締めくくりとして、プリントに振り返りとアンケートに取り組みました。
最初は自分の昼食の内容は改善の必要はないと思っていたが、この授業を受けたことで自身の課題点を見つけ、今後どのように改善したいかを表現することができていました。
授業を行った保健委員は「計画通りにうまくいかないこともあったけれど、おおむね上手く授業をすることができた」と少し課題もありつつも、達成感にあふれている様子でした。
次の家庭科の授業の際に、この学級活動の授業の学びを生かした調理実習「スープジャー・おにぎり調理実習」を行う予定にしています。その様子もこのホームページで後日紹介します。
保健室内にスープジャーとおにぎりに関する本を展示しています。全て本校のラーニングコモンズ(図書館)に置いてある本です。手に取ってみてもらえたらと思います。保健委員はこれから行う予定の食育関連のプロジェクトにこれらの書籍を活用するようです。
05/15(木)【保健委員会】「歯と口の健康に関する標語・ポスターコンクール」の作品を掲示しました
「歯と口の健康に関する標語・ポスターコンクール」は、川口市で毎年開催されている恒例のコンクールです。市内の小・中学校から多くの児童・生徒が参加しており、入選作品は市の代表として埼玉県のコンクールへ出展されます。
本校でも毎年このコンクールに参加しており、歯や口の健康について考えるよい機会として、校内でも保健委員会が主催する「校内コンクール」を実施しています。生徒一人ひとりが、日々の生活をふり返りながら、歯と口の健康の大切さや正しい歯みがきの習慣等について考え、標語やポスターに思いを込めて表現しています。
「標語コンクール」には、全校生徒が参加します。クラスの標語の中から担任が優秀な作品を2点程度選出します。その後、第1回専門委員会(保健委員会)の場で、保健委員の生徒が各クラスの優秀作品に目を通し、全校の中から6作品を校内代表として選考します。これらの代表作品が、市のコンクールへの出展作品となります。
「ポスターコンクール」には、参加希望生徒のみが参加します。標語と同様、第1回専門委員会(保健委員会)の場で、保健委員の生徒が作品に目を通し、全校の中から6作品を校内代表として選考します。これらの代表作品も、市のコンクールへの出展作品となります。
担任の先生が選んだ「標語作品」は、『担任賞』として校内に掲示されます。また、「ポスター作品」については、参加した生徒全員の作品を校内に掲示し、互いの努力や工夫を称え合えるようにしています。
保健委員の生徒が、校内掲示のための掲示物を作成し、掲示の準備を進めています。作品がより見やすく、伝わりやすくなるようにレイアウトや装飾を工夫しながら取り組んでいます。
現段階では市のコンクールへの出展しているポスター(6作品)は掲示しておりませんが、作品が返却され次第掲示をしますので、お楽しみに!
こうした活動を通して、保健委員の生徒たちは責任感を持って役割を果たすとともに、全校への情報発信や健康意識の向上に貢献しています。3年生教室側の手洗い場に掲示していますので、通る機会がある際はぜひご覧ください。
04/15(火)【保健委員会】生徒会研修会・新入生歓迎会 保健委員発表
附属中保健委員会の年度初めの一番最初の活動は「生徒会研修会」と「新入生歓迎会」の発表です。昨年度の専門委員会で保健委員の生徒が話し合って発表内容を考え、見てもらう人に楽しく、自分たちも楽しく発表できるように原稿作成やスライドの作成等、準備を進めてきました。新入生の前で自信をもって発表できるようにするために、自主的に保健委員は集まり、保健室前で流れの確認を行いました。
発表の際は、附属中保健キャラクターのお面「なーす犬」「白ナス先輩兄」、白衣、エプロン、歯ブラシなど、新入生がイメージしやすいように小道具を準備し、劇を交えて発表をしました。
生徒会研修会では保健委員会の視点から、以下の内容(附属中学校で生活していく上で知っておいて欲しいことや注意点)を新入生に発表しました。〈※一部抜粋〉
①保健室の入室の仕方や注意点:
全日制高校と共用の保健室です。高校2名・中学1名 計3名の養護教諭がいます。入室時は「中学〇年〇組〇〇(氏名)」と言いましょう。「いつ・どこで・どこが・どのように・どうして」をしっかり伝えましょう。
②遅刻をして登校したときの流れ:
遅刻カードを3F職員室まで取りに行って、遅刻カードをもらって教室へ行き、教科担当の先生に遅刻カードを渡しましょう。
③欠席するときの連絡方法:
8:00までに保護者の方にFormsで連絡を入れてもらいましょう。
④出席停止の時の報告について:
学校に登校したら「出席停止の届」を先生からもらって3日以内に提出しましょう。
⑤昼食を摂る時に附属中生に求められていることについて:
学食メニューだけだと野菜が不足するので、野菜をもってきましょう。お腹を満たす食事ではなく、バランスの良い食事を心がけましょう。
⑥昼食時の歯みがきについて:
一斉に歯みがきをする時間は設けてません。各自のタイミングで歯みがきをします。好きな場所(水道付近)で昼休み中にしましょう。
⑦相談室の利用について:
休み時間は誰でも行くことができます。面談をしたい場合は事前に予約をしましょう。
新入生歓迎会では保健委員の活動の紹介を行い、保健委員会のやりがいや保健委員生徒の縦と横の繋がりの深さが伝わる発表をしました。〈※一部抜粋〉
①食育に関する取り組み:
食育に関する授業と調理実習の準備運営、昼食時に行う食育プロジェクトの企画運営を行っています。
②歯科に関する取り組み:
昼休みに行う歯と口の健康に関する取り組みの企画運営を行っています。
③学校保健委員会の取り組み:
食育教室、中高合同救急法講習会(2年保健委員・各部活動代表者)、薬物乱用防止教室、心の健康教室(1年)、救急法講習会(2年)、性に関する教室(3年)の企画準備運営を行っています。
保健委員は「附属中の健康を守りたい」「やりがいを感じたい」「先輩後輩同士 仲良く活動したい」「学校全体を動かす運営力を学びたい」という人が向いています。やる気のある人は大歓迎です!
保健委員の発表した生徒の感想を聞くと、「くすっと笑える所で笑いをとれたことが嬉しかった」とのことでした。緊張しながらも一生懸命発表し、まとまりのある わかりやすい発表をしてくれました。保健委員の生徒だけの力でここまで仕上がる附属中保健委員は本当に素晴らしいです。
次回専門委員から新入生も仲間に入り、新メンバーで構成された保健委員で力を合わせ、様々な活動を行います。今後の活動もお楽しみに!