12/17(水)【3年生】平和学習講演会
埼玉県原爆被害者協議会(しらさぎ会)の髙橋溥様をお招きして、平和学習講演会を行いました。
髙橋様は現在85歳で、幼少期に広島で原爆の被害を受け、生き埋めになったところを助け出されて生き延びることができたそうです。
静かな町だった広島を襲った原爆…
太陽の熱さにも迫るほどの強烈な熱線や放射能、どんな影をも消すほどの閃光や猛烈な音、上空17000mにも伸びる“きのこ雲“、その後降った“黒い雨“、原爆によって一瞬にして周囲が焦土となってしまったこと…
どの言葉もとてもリアルで、残酷さや怖さが伝わりました。生徒の中には、講演の中でスクリーンに映される残酷な写真や原爆投下後の広島の町や人々の様子を表した絵に、目を背けてしまう姿もありました。それでも、メモを取りながら最後まで真剣に髙橋様の話を聞き、その悲惨な体験を想像していました。
最後に代表生徒からお礼の言葉を述べさせていただきました。
「『被爆による悪魔はまだ残っている』という言葉が印象的でした。亡くなった方はもちろん、生き残った方も戦争の被害を受け続けているのだなと実感しました。来月、研修旅行で広島に行きますが、今日の講演の内容を思い出しながら戦争について考えたいです。そして、今後このような悲しいことが二度と起こらないように、私たち中学生にできることを考えて戦争についての意識を高めていきたいと思います」
研修旅行を、良い学びの機会としていけるよう、残りの1か月の準備に努めたいですね。