03/02(日)東京大学グローバルサイエンスキャンパスネクスト(U-TokyoGSC‐Next)【第7回】
本日は、東京大学グローバルサイエンスキャンパスネクスト(UTokyoGSC‐Next)の特別講座を実施しました。
この「UTokyoGSC‐Next」は国立研究開発法人科学技術振興機構が支援する人材育成事業で、未来社会をデザインできる革新的な科学技術人材を育成する、小学校高学年~高校生を対象とした研究活動プログラムです。
川口市立高等学校附属中学校はこの研究活動プログラムの会場校の一つになっています。
UTokyoGSC‐Nextホームページ https://gsc.iis.u-tokyo.ac.jp/
1年生は、上空で生じる雨粒が地上へ降ってくるときの運動の様子を、協働的な学びを通して考えました。また、実際に振り子の周期を測定し、データ処理をし、振り子の運動のしくみについて学習しました。
午後は2・3年生対象の特別講座で、GSCーNext日立教室に参加している中学生と合同研修を行いました。
今回は、「AIは人の思考をどう強化する?~AIとの共生社会の可能性~」をテーマとし、講師にAI分野での先進的研究者であります理科学研究所所属の松原勇介先生、橋田浩一先生にお越しいただきました。
AIと人は共存できるのか。AIの利点と人の思考の利点は何なのか。AIにすべての思考をまかせてよいのだろうか。日立教室の生徒と協力しながら、最善解に挑戦していました。
後半は実際にAIアプリを活用し、AIによって思考をグラフ化したものを用いて、更に深く探究しました。
AIによってグラフ化された思考をもとに、AIと人との共存、どのような利用方法が適しているのか、それぞれの班が発表をしました。実際、AIを活用していた生徒の感想は、適切な質問を投げかけないと、求めている答えが出てこなかったり、複数の答えを出されて自分たちで判断する必要があったりしたようです。
最後に、先生方への質問の時間を頂戴いたしました。AIの最先端の情報や、AIが人を超えてしまう日が来るのか、今のAI技術で文章表現ができるところまで発展しているが、なぜそのようなことができるのか解明できていないなど、大変興味深いお話が聞けました。生徒達は最新の技術とそれを研究している先生方と接することができ、大変勉強になった一日でした。
このように、附属中でしか体験できない学習活動がたくさん行われています。