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学校保健委員会

「2026年07月」の記事一覧

  本校は敷地内に附属中と全日制高校が同居する環境にあります。日課が異なるため日頃の関わりは限られていますが、「いざという時に役立つ知識や技術を身につけたい」という想いは中高共通です。

 そこで毎年、共通のニーズが高い「救命救急法」と「熱中症対策」に関する講習会を中高合同学校保健委員会として実施しています。今年度も、高校の運動部代表者や保健委員会救命講習班と、中学校の各部活代表者および2年生保健委員(6名)が一堂に会し、実践的なスキルと知識をともに深めました。 

 ~内容~

 ①救急法実技講習(入門コース) 90分  指導者:川口市消防局救急課

 ②熱中症の予防と対応 30分  指導者:全日制養護教諭

 

 ~①救急法実技講習(入門コース)~ 

川口市消防局救急課の職員が5名来校され、スライドや動画を用いてわかりやすく説明してくださりました。

 

 強く・早く・絶え間なく、正確な位置で、正しい姿勢で胸骨圧迫できるように、巡回指導をしてくださりました。

 AEDの使用方法も学びました。落ち着いて音声の指示通りにパットを貼り付けることを学びました。

  AEDのショックボタンを押すときは、「離れてください!」と周りの救助者が患者にれていないことを確認します。

 ショックボタンを押したら、直ちに胸骨圧迫を再開しました。

 

 指示がなくても、学んだことを忘れないようにプリントにぎっしりメモを取り、皆さん熱心に訓練に参加していました。

 ~②熱中症の予防と対応~

 全日制養護教諭によるスライドやプリントを用いた解説のもと、OS-1の試飲や熱中症患者への効果的な冷却法の実践など、体験を通して学びを深めました。

 いきなり実践! 目の前で熱中症の人がいたら、どこを冷やすのかをやってみました。

 附属中生も効率よく身体を冷却できる部位について、進んで考えを発表することができていました。

 ~感想~

【全日制高校生】

・今回の講習を通して、胸骨圧迫やAEDの正しい使用方法を改めて確認することができました。目の前で人が倒れていた時、自分の行動ひとつで救える命があるということを深く実感しました。 勇気を持って自ら積極的に声をかけ、迅速に対応することの大切さを学んだので、今日得た知識を常に意識して生活していきたいです。万が一の時にも迷わず動けるよう、日頃からの備えを大切にします。

・熱中症の予防と応急処置、そして緊急時の救急法について詳しく学ぶことができました。特に部活動中に熱中症の疑いがある仲間がいた際、すぐに対応できる知識がついたことは大きな収穫です。 自分自身が熱中症にならないよう日頃から予防を心がけるとともに、今回学んだ内容を部員にも共有し、お互いに変化に気づき助け合える安全な環境をつくっていきたいと思います。 

・人が倒れている時の救急法や、熱中症の予防・応急処置を実践的に学ぶことができ、大変有意義な時間となりました。「いざという時に自分から動く」ことの難しさと重要性を知ったからこそ、もし倒れている人を見かけたら、躊躇せず積極的に声をかけに行こうと心に決めました。 自分の身を守る日々の体調管理はもちろん、周りの人の変化にも気を配りながら、学んだ知識を実生活で活かしていきます。

 

【附属中生】

・救命講習を通して、緊急事態には「声を出すこと、冷静になること、人に任せないこと」が何より重要だと知りました。人が苦しんでいる時に、自分から率先して動ける人でありたいです。 また熱中症対策では、原因と予防策を具体的に学ぶことができました。私は陸上部で屋外の練習が多いため、この学びを部員にもしっかり広げていきたいです。早く寝る、朝ごはんを食べる、こまめに水分補給と休憩をとることを徹底し、みんなで安全で有意義な夏の練習にしていきます。

・年間約6万人も倒れている人がいると聞き、「人を助けるのは他人事ではない」と強く実感しました。心肺蘇生の一連の流れを実践でき、無力だった自分がほんの少しでも力になれる自信がつきました。 いざという時にパニックにならないよう、今自分にできることを冷静に行いたいです。熱中症の講座で学んだ応急処置も活かし、部活動で体調を崩した仲間が出た時には「冷やすこと」を中心にしっかりと支えたいと思います。

・これまで命に向き合うのが少し怖く、救急法を避けていた部分がありました。しかし具体的に処置を学んだことで、より「命を大切にする」意識が高まり、何より事前予防が大切だと痛感しました。 僕の部活では猛暑を避けて朝6時30分から活動するため、朝食を軽めで済ませてしまう部員が多くいます。「朝食が命を守るために最優先」であることを伝え、予防を呼びかけていきたいです。講師の皆様、貴重な学びを本当にありがとうございました。

 

~おわりに~

 今回部活動代表者として参加した生徒は、今回の学びを部員に共有する活動(伝達保健指導)を夏休み中第1回目の部活動時に時間を設けて実施します。また、熱中症対策の注意点を記載したプリントを部員に配布しました。

 

プリントを用いて、伝達保健指導をしている様子(駅伝部)

プリントの内容は、教職員や生徒で全体共有済みです。以下の7つの点を注意して、夏休み中の部活動に参加するようにお願いします。

 ①朝食を欠食しての部活動は禁止です。遅刻してでもご飯を食べてから活動しましょう。

 ②十分な睡眠がとれている状態で部活動に参加しましょう。

 ③塩分と糖分を補給できるものを準備しましょう。

 ④部活動前後の登下校も熱中症対策をしましょう。安全に帰ることが難しい場合は、保護者のお迎えを待ちましょう。

 ⑤少しでも身体に違和感がある場合は、我慢せずに報告し、無理をせず休養や欠席をするようにしましょう。

 ⑥病み上がりの部活動は特に注意です。身体を運動する環境に慣らすところからスタートし、徐々に復帰しましょう。

 ⑦運動部は必ず熱中症指数計を用いて、安全な環境下かどうかを確認してから活動しましょう。 

  6月30日(火) 第1回学校保健委員会「食育教室」(夢サポ親子学習会)を開催しました。講師は 埼玉大学教育学部准教授  西尾 尚美 先生です。附属中学校に今必要な栄養に関する情報や知識、事前に生徒から聞いていた質問について的確にお話してくださりました。また、食育と歯・口の健康は密接な関わりがあることから、歯科に関する内容について、学校歯科医 渡辺 聡 先生に指導・講評をいただきました。

 

 保健委員が事前の企画・準備を行い、生徒の力で学校保健委員会を運営しました。日常的な栄養改善をめざすためには、保護者の協力が必要不可欠です。実際に各家庭で食事を用意している保護者にも多く参加していただき、一緒にテーマについて考えることができました。

 

保健委員会の発表 ~生徒主体で取り組む「食」と「歯」の健康づくり~

 アンケート結果や分析して見えてきた課題と改善案(今後の取り組み)について発表しました。

【1】食育の取組

■ 食生活アンケートの実施:保健委員の生徒たちが、全校生徒を対象に昼食スタイルや栄養バランスに関するアンケートを実施しました。  


■ 今までの実践的な学び:「特別活動の食育授業」と「家庭科の調理実習」

 1年生では、「スープジャーで栄養を摂取しよう!」をテーマに、食材カードを使った授業とその授業の実践編として「スープジャー・おにぎり」の調理実習を行い、これらの活動について伝えました。

※これらの活動の記事は以下のリンク先から見ることができます。

 →https://kawaguchicity-jh.ed.jp/blogs/blog_entries/view/136/d3c7a8895be0a9628071646b68aac06f?frame_id=282

 

【2】第1回学校保健委員会以降の取組
■ 全校で取り組む「スプおにプロジェクト」を企画!

 「スープジャー+おにぎり」で第3群(緑黄色野菜)・第4群(淡色野菜・きのこ類)を補うことを目的に保健委員会主催のプロジェクトを行う計画をしました。

この活動の記事は以下のリンク先から見ることができます。

https://kawaguchicity-jh.ed.jp/blogs/blog_entries/view/136/c2dee2becba2c8542845f6d547751a68?frame_id=282  

 

■ 歯科プロジェクト「~なーす犬の成長日記~」を企画!

 歯みがきでキャラクターが成長するクラス対抗ゲームを計画しました。楽しく歯みがきを習慣化することを目的としています。さらに、歯ッピーコラムを作成し、歯について興味関心をもってもらう計画もしました。

   

 この活動の記事は以下のリンク先から見ることができます。

https://member.kawaguchicity-jh.ed.jp/blogs/blog_entries/view/136/78fcbcf1a6db3c384c7cea8018fc89df?frame_id=282

 

 ~専門家のご講演~

テーマ:「中学生の生活習慣や栄養摂取状況が大人になってからの健康に及ぼす影響について」

    1年生:~親子で成長期に必要な栄養について考えよう~

 2・3年生:~栄養摂取状況調査の結果から考えよう~

 埼玉大学教育学部 准教授 西尾尚美 先生を講師にお迎えし、「成長期の食と身体のつながり」を解説いただきました。なぜ中学生の時期に十分な栄養をとらなければいけないのか、どのように栄養を摂取すればよいのか、科学的かつわかりやすくお話いただきました。

講演時間の都合上、お話しできなかった資料を附属中学校のHPに掲載しますので、ぜひそちらの資料もご覧ください。

 

 

 ~体験活動~

埼玉大学の院生が、「自分のお昼ごはんをもっとバランスよく」という内容で体験活動を実施してくれました。 

事前に撮ったお昼ごはんの写真を見て、1~6群全ての栄養素が含まれているか。含まれていない場合は、何を+1品するか考えました。

 指導講評 

附属中での保健活動の積み重ねを評価していただきました。また、附属中生の歯の健康状態の説明に加え、口呼吸をしていないか。砂糖が多く入った飲み物を日常的に摂取していないかという話もありました。栄養を取るために必要な歯、大事にしていきましょう。

 感想

【生徒の声①】

前回の食育授業での質問を、西尾先生が、説明してくださって、新たに知れたことがあったので良かったです。具体的には、「おいしく簡単に2群をとるには」という質問を自分自身で持っていて、西尾先生のご講演で、チーズをそえたり、しらすをのっけたり、簡単アレンジレシピなど、質問に対する答えが知れました。渡辺先生のご講演では、中学生に必要な栄養素や、歯、歯磨に関するお話で、これからの自分の意識が変わりました。この学校保健委員会は、本当にためになる素晴らしいものでした。保健委員会主催のイベントがたくさんあったので、頑張りたいと思いました。

【生徒の声②】

 アンケート調査を通して附属中生に関する食の傾向や栄養価の偏り、健康状態がわかり、現状を見つめられた。私は二軍の食材が足りていないと分かったので、わかめの入った味噌汁を持ってきたり、パック牛乳を持参しようと思った。また、夏バテ対策のためにも水分をとったり、そうめんにアレンジを加えたいと思った。

 【生徒の声③】

中学、高校は体が発達している途中なのでバランスよく、適切な量を食べることが大切だと思う。家族みんなで改めてメニューを見直し、工夫していきたい。今までは課題等で疲れて夕飯を食べるときもぐったりしていたが、楽しんで食べることも大事だと分かったので家族で団らんをしながら食べたり、実際自分で作ったりしてもっと興味を持っていきたいと思った。

【生徒の声④】

今回の講演を受けて、自分の食を見直すきっかけになりました。特に、菓子類の摂取のし過ぎやカルシウム・不飽和脂肪酸の不足など今まで食べてきた食事では、将来の健康が保証されないのではないかと危機感を覚えました。また、今まで食事は自分の空腹を満たすものとしか考えていませんでしたが、これからはもっと楽しく、作ってくれた人(親)に感謝しながら食事していきたいです。このことを踏まえて、少しでも弁当を作るのを手伝いたいと思いました。

 【保護者の声①】

アンケート調査や、お弁当の写真などから、振り返る時間があり良かったです。
普段の食生活に取り入れやすい講義内容で、勉強になりました。
附属中生と市内中学生の身長体重の比較を見て、給食が影響しているのかなと思いました。
お弁当の内容に、工夫が必要だと実感しました。

【保護者の声②】

食育のモチベーションを保つ為にも、子供の食に対する意識付けの為にも、親子で学べる機会をいただけるのは本当にありがたいです。隣に座っているので、気になる話題の時はすぐ筆談でコミュニケーションがとれたのでよかったです。

【保護者の声③】

カルシウムが作られるのは中学生がピークだということや、腸と脳に相関関係があることがとても勉強になりました。
慌ただしい日々で、家にある何かをとりあえず食べよう。としがちですが身体と脳を作る大事な時期ですので、改めて栄養のバランスを意識してみようと思いました。

【保護者の声④】

保健委員の皆さんの進行がとてもスムーズで、また堂々とした話ぶりなど素晴らしかったです。
西尾先生のご講演では、食の大切さを身に染みて感じる事ができ、家族の為にも自分の為にも、普段の食事づくりをがんばろうと改めて思いました。具体的なレシピのご提案も参考になりました。
我が子は炭酸飲料が好きなので、渡辺先生のご講演であったように、自販機の飲料を購入する際には糖分量を意識して、摂りすぎに注意するよう家庭でも話しました。 

 おわりに

 食育教室では、生徒自身が自分の食について深く考え、専門的な知識を講演で学ぶことで、より具体的な行動につなげるヒントを得ることができました。食生活は毎日の積み重ねによって形づくられます。小さな意識の変化が健康な未来への一歩になります。今後も、学校・家庭・地域が連携して生徒たちの健康を育めるよう、ご理解とご協力の程、宜しくお願い致します。 

 

 附属中学校 生徒・保護者の皆様

 いつも学校教育および保健活動へのご理解とご協力、誠にありがとうございます。

 6月30日(火)に開催いたしました学校保健委員会「食育教室」では、多くの保護者の皆様にご参加いただき、親子で一緒に健康課題を把握し、一緒に学ぶことができるとても貴重な機会となりました。お忙しい中ご来校頂き、ありがとうございました。学校保健委員会の内容や様子については、後日この学校ホームページに掲載されております。ぜひお読みください。

 この度、講師を務めていただきました埼玉大学の西尾尚美先生より、当日の講演中だけではお伝えしきれなかった、栄養に関する大変貴重な追加資料(データ)をいただきました。西尾先生が「ぜひご家庭で、保護者の方とお子様が一緒に見ながら、日々の食生活について話すきっかけにしてほしい」という願いを込めて、分かりやすく準備してくださった資料です。

 成長期にある子どもたちにとって、毎日の食事が心と体の土台となります。ぜひ、この機会にお子様と一緒にスマートフォンやタブレット、ギガ端末で下記のPDFを開き、「これ、知ってた?」「明日からこれを試してみようか!」と、楽しくお話ししながらご覧いただければ幸いです。資料は本メッセージに添付しておりますので、どうぞ夏休み中のお時間あるときにご確認ください。よろしくお願いいたします。

 

① 西尾尚美先生より食育教室追加資料-1-20.pdf

② 西尾尚美先生より食育教室追加資料-21-40.pdf

③ 西尾尚美先生より食育教室追加資料-41-64.pdf