10/08(月)【保健委員会】第3回学校保健委員会「薬物乱用防止教室」2
※この記事は「薬物乱用防止教室」1の続きです。
~体験活動~ 保健委員生徒による運営で実施
本校職員が作成した動画(インフルエンサーによる商品紹介動画)を参加者全員で視聴しました。
私たちはネット通信を当たり前に使用する環境下で生活しており、YouTuberやインフルエンサーからの情報、XやInstagramなどから、自分の関心の高いジャンルの情報や広告などを自然と目にする機会が多いです。Webサイトの閲覧履歴や行動履歴などを元に興味関心を推測し、広告や動画配信を表示されることが多いと思います。
ネット通信から故意なく、認識しないうちに薬物や犯罪に巻き込まれるケースもあります。日頃見聞きする情報を鵜吞みにせず、事前に調べたり、冷静になって判断したりしないといけない場面があります。
そこで参加者の皆さんに以下の視点で考えてもらいました。
〔生徒〕※一部 感想文より
・自分が欲しい、購入したいと思ったらまず両親に相談します。買ってよいものなのかを確認します。
・自分だったらドラッグストアに行って似ている商品があるかを確認します。どのような効果があるのかもしっかり確認します。信頼できるところで似たような効果のあるものを検討したいと思いました。
・その商品について、別のサイト等で売られているかを確認します。口コミなどを見て、良い評価の口コミではなく、悪い評価の口コミをしっかり見てどのようなものなのかを把握したいと思います。
・好きなYoutuberが紹介しているからといって、すぐリンクを押す(購入する)のではなくしっかり調べます。どんな効果があるのか、どんな成分があるのかよく確認してから買うようにしたいと思いました。
・ゲームの広告なども今回見た動画のようなものがたくさん流れてくることがあるので、サイトを開かないようにしっかり注意したいです。
〔保護者〕※一部 感想文より
・動画を見て、商品の具体的な情報が全くないと感じました。海外で有名なもので認可されていると言っていたが、インフルエンサーが話している情報が本当に正しいのか一つ一つ調べて確認します。どういった成分がどのように作用するのかも確認します。
・名前や見た目では違法薬物とわからないようになっているため、騙されないように気をつけようという意識が高まりました。宣伝・広告も上手い言葉を信じず、情報の記載や調べることを重視して、自らも家族も危険から守っていきたいです。違法薬物の身体への影響が一時的でなく続くものと知り、より怖さを感じました。いろんな情報を目にする機会が多い世の中なので、子供が一人で判断せずに相談できる環境を大事にしていきたいです。
・小学生の次男がラップ、ヒップホップが好きでよくネットで調べたり聴いたりしているのですが、ラップバトルなどで頻繁に薬の話題が出てくるので気にはなっています。本人の興味があるものを止めさせる気はありませんが、その延長線上に、広告や誘いが出てくる可能性がある事があるかもしれないとわかったので、しっかり対策をしようと思いました。
・体験活動はとても身近な事として捉えることのできる設定で、自分ならどう行動するかを主体的に考える事ができるような工夫が凝らされていて、大変素晴らしかったです。
〔埼玉県警非行防止指導班「あおぞら」職員〕
・実際にYouTube等でこのような宣伝動画は出てきます。簡単にできる、痩せるなど、そんなうまい話はあるわけがないです。闇バイトもそうです。そんな簡単に稼げるうまい話はありません。「うまい話はない」それだけはこれからの人生、絶対忘れないでください。
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10/08(月)【保健委員会】第3回学校保健委員会「薬物乱用防止教室」3
をご覧ください。