07/17(金)【保健委員会】第2回学校保健委員会「中高合同救急法講習会」(中2保健委員+部活動代表者)
本校は敷地内に附属中と全日制高校が同居する環境にあります。日課が異なるため日頃の関わりは限られていますが、「いざという時に役立つ知識や技術を身につけたい」という想いは中高共通です。
そこで毎年、共通のニーズが高い「救命救急法」と「熱中症対策」に関する講習会を中高合同学校保健委員会として実施しています。今年度も、高校の運動部代表者や保健委員会救命講習班と、中学校の各部活代表者および2年生保健委員(6名)が一堂に会し、実践的なスキルと知識をともに深めました。
~内容~
①救急法実技講習(入門コース) 90分 指導者:川口市消防局救急課
②熱中症の予防と対応 30分 指導者:全日制養護教諭
~①救急法実技講習(入門コース)~
川口市消防局救急課の職員が5名来校され、スライドや動画を用いてわかりやすく説明してくださりました。
強く・早く・絶え間なく、正確な位置で、正しい姿勢で胸骨圧迫できるように、巡回指導をしてくださりました。
AEDの使用方法も学びました。落ち着いて音声の指示通りにパットを貼り付けることを学びました。
AEDのショックボタンを押すときは、「離れてください!」と周りの救助者が患者にれていないことを確認します。
ショックボタンを押したら、直ちに胸骨圧迫を再開しました。
指示がなくても、学んだことを忘れないようにプリントにぎっしりメモを取り、皆さん熱心に訓練に参加していました。
~②熱中症の予防と対応~
全日制養護教諭によるスライドやプリントを用いた解説のもと、OS-1の試飲や熱中症患者への効果的な冷却法の実践など、体験を通して学びを深めました。
いきなり実践! 目の前で熱中症の人がいたら、どこを冷やすのかをやってみました。
附属中生も効率よく身体を冷却できる部位について、進んで考えを発表することができていました。
~感想~
【全日制高校生】
・今回の講習を通して、胸骨圧迫やAEDの正しい使用方法を改めて確認することができました。目の前で人が倒れていた時、自分の行動ひとつで救える命があるということを深く実感しました。 勇気を持って自ら積極的に声をかけ、迅速に対応することの大切さを学んだので、今日得た知識を常に意識して生活していきたいです。万が一の時にも迷わず動けるよう、日頃からの備えを大切にします。
・熱中症の予防と応急処置、そして緊急時の救急法について詳しく学ぶことができました。特に部活動中に熱中症の疑いがある仲間がいた際、すぐに対応できる知識がついたことは大きな収穫です。 自分自身が熱中症にならないよう日頃から予防を心がけるとともに、今回学んだ内容を部員にも共有し、お互いに変化に気づき助け合える安全な環境をつくっていきたいと思います。
・人が倒れている時の救急法や、熱中症の予防・応急処置を実践的に学ぶことができ、大変有意義な時間となりました。「いざという時に自分から動く」ことの難しさと重要性を知ったからこそ、もし倒れている人を見かけたら、躊躇せず積極的に声をかけに行こうと心に決めました。 自分の身を守る日々の体調管理はもちろん、周りの人の変化にも気を配りながら、学んだ知識を実生活で活かしていきます。
【附属中生】
・救命講習を通して、緊急事態には「声を出すこと、冷静になること、人に任せないこと」が何より重要だと知りました。人が苦しんでいる時に、自分から率先して動ける人でありたいです。 また熱中症対策では、原因と予防策を具体的に学ぶことができました。私は陸上部で屋外の練習が多いため、この学びを部員にもしっかり広げていきたいです。早く寝る、朝ごはんを食べる、こまめに水分補給と休憩をとることを徹底し、みんなで安全で有意義な夏の練習にしていきます。
・年間約6万人も倒れている人がいると聞き、「人を助けるのは他人事ではない」と強く実感しました。心肺蘇生の一連の流れを実践でき、無力だった自分がほんの少しでも力になれる自信がつきました。 いざという時にパニックにならないよう、今自分にできることを冷静に行いたいです。熱中症の講座で学んだ応急処置も活かし、部活動で体調を崩した仲間が出た時には「冷やすこと」を中心にしっかりと支えたいと思います。
・これまで命に向き合うのが少し怖く、救急法を避けていた部分がありました。しかし具体的に処置を学んだことで、より「命を大切にする」意識が高まり、何より事前予防が大切だと痛感しました。 僕の部活では猛暑を避けて朝6時30分から活動するため、朝食を軽めで済ませてしまう部員が多くいます。「朝食が命を守るために最優先」であることを伝え、予防を呼びかけていきたいです。講師の皆様、貴重な学びを本当にありがとうございました。
~おわりに~
今回部活動代表者として参加した生徒は、今回の学びを部員に共有する活動(伝達保健指導)を夏休み中第1回目の部活動時に時間を設けて実施します。また、熱中症対策の注意点を記載したプリントを部員に配布しました。
プリントを用いて、伝達保健指導をしている様子(駅伝部)
プリントの内容は、教職員や生徒で全体共有済みです。以下の7つの点を注意して、夏休み中の部活動に参加するようにお願いします。
①朝食を欠食しての部活動は禁止です。遅刻してでもご飯を食べてから活動しましょう。
②十分な睡眠がとれている状態で部活動に参加しましょう。
③塩分と糖分を補給できるものを準備しましょう。
④部活動前後の登下校も熱中症対策をしましょう。安全に帰ることが難しい場合は、保護者のお迎えを待ちましょう。
⑤少しでも身体に違和感がある場合は、我慢せずに報告し、無理をせず休養や欠席をするようにしましょう。
⑥病み上がりの部活動は特に注意です。身体を運動する環境に慣らすところからスタートし、徐々に復帰しましょう。
⑦運動部は必ず熱中症指数計を用いて、安全な環境下かどうかを確認してから活動しましょう。