10/23(木)【広報委員会】4期生 理科 「光合成と葉緑体」
みなさん、こんにちは!
外を歩いていると、紅葉した葉も多くなったような感じがします。秋の到来ということでしょうか。また、最近急激に寒くなってきました。20℃を下回ったようですね。冬の到来ということでしょうか。秋なのか冬なのか、どっちかにしてほしいものです。
さて、話は変わりますが、2年生の理科では現在「生物」の範囲の学習を行っています。その際に、植物細胞は緑色のつぶつぶ、「葉緑体」というものを知りました。ネットによると、この小器官では「光合成」を行うようですが、本当でしょうか?
ということで、今回は「葉緑体で光合成は行われているのか」について調べました!
実験方法は各班によって異なりますが、私たちの班では、紅葉した葉っぱを使いました!理由としては、紅葉した葉っぱは緑色ではないので、葉緑体も含まれないのでは?と考えたからです!実験方法は、
① 同固体から緑色の葉っぱと紅葉した葉っぱを一枚ずつ採取する。
② それぞれ80~90℃くらいのお湯に三分ほどつける。
③ その後、冷水(常温でもいけます)に入れる。人間で言うサウナで「ととのう」という感じです。
この②、③の操作で緑色が薄くなり、柔らかくなるのでヨウ素液の変化が見やすくなります。
④ 葉っぱについた水滴を軽くふき取った後、キッチンペーパーのような紙で挟み込み、乳鉢などで叩く。葉緑体は細胞壁に守られているのですが、これででんぷんを表面に叩き出します。水滴をふき取ったのは、ヨウ素液の濃度が薄くならないようにするためです。
⑤ かぶせていた紙をとり、ヨウ素液を数滴たらす。
結果はこちらです↓
これを見てみると、緑色の葉っぱでは、少し青紫色の部分がありますね。ヨウ素液は、でんぷんに反応して青紫色になる薬品ですので、この葉にはでんぷんが含まれていた、ということになります。
反対に、紅葉した葉っぱにはあまり見られません。まだ根の方が緑色なので、そこでは青紫色になっていますが、赤色の部分はほとんど色が変わっていないことが分かると思います。
このことから、緑色の部分で光合成が行われる、つまり、葉緑体で光合成が行われた証拠になるわけです!
実験した日はあまり天気が良くなかったので、光合成がしっかりできているか心配でしたが、ちゃんと反応をおこしてくれてよかったです!
他の班では、顕微鏡を使って実験している班がいました。
こちらが、緑色の葉にヨウ素液を垂らしたものです。「全部緑じゃん!」と思う人もいるかもしれませんが、よく目を凝らしてみてみると、黒い粒のようなものがあります。左側が結構見やすいですね。ここは、もともと葉緑体があった場所なのですが、そこにでんぷんが含まれていることより、葉緑体ででんぷんがつくられた証明になるわけです。
顕微鏡が家にある、という人はなかなかないと思いますが、最初の実験なら家でもできると思います。もし興味がわいたら、ぜひやってみてください!